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吸血鬼になったエミヤ
042話 学園祭編 隠し事がバレるとの事
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今現在、エヴァの別荘ではアスナ、刹那、このかの三名が水着を着て遊んでいて、ネギは先日の色々とあった件に関してお疲れのためにぐっすりと眠りについていた。
そしてここに初めて来たのだろう、小太郎はというと感動でもしているのか、というか今までネギはここで修行をしまくっていたのかという事実を知りショックと怒りとずるい!という感情を覚えていたとか。

そんなネギ達の光景を料理を作りながら見ていたシホはというと、

「みんな、元気ねー……」

どこか気が抜けた顔をしている。

「シホ様……? なにやら精気が抜けておりますよー?」

タマモがそう話しかけるが、理由も分かっているためにあまり強く出れていないでいる。
ちなみに今のシホは背中の傷も隠せるタイプの水着を来てさらにフードを上に着ている。
そしてタマモは見た感じ夏の装いで場所が場所ならパラソルを武器に戦っているだろう姿であった。

「事情を分かっているなら今はそっとしておいて……。誰が好き好んで苦手な相手と戦うものですか」

そう愚痴るシホであったが、そこでいま聞いてはならない人物が聞き及んでいる事などいつものように気を張っていないシホには気づきようがなかった。

「―――ほう……? シホが苦手な相手とな? あのクウネルとかいうふざけた名前の奴はシホ。貴様の知り合いか?」
「げっ……エヴァ」
「ほほう……。その表情からあまり聞かれたくない会話だったらしいな。あとで聞かせてもらうぞ」

そう言いつつエヴァはネギの方へと歩いていき、ネギに魔法詠唱用の指輪を渡してそのままシホの方へと帰ってきた。

「さて、それじゃ聞かせてもらうぞシホ。クウネルとやらの正体を……」

その表情はいつものおちょくる顔ではなく、少し真剣気味であった。
シホもその表情から察したのか少しおどけながらも、

「そこまで真剣に聞いてくるならうすうすエヴァもクウネルの正体に気づいているんじゃないの……?」
「まぁな。先ほどの貴様の会話でなんとなく察しさせてもらったよ。ところでなシホ。つかぬ事を聞くが、いいか?」
「な、なに……?」

どこか得体のしれない迫力があるエヴァの顔にシホは思わず身を一歩引いてしまう。
そんな表情のエヴァはとある事を言った。





“いま、どれだけの仮契約者のカードをコピーしたのか”と……。




「あちゃー☆」

シホの隣で聞いていたタマモは思わず痛い顔になっていた。
シホもシホで内心で、「あ、ばれてる……」と察したものだ。
考えてみればそうである。
シホが増やしているカードの能力は中身はともかくカードに現身としてエヴァが持っている本体のカードにも反映されている。
つまるところ、

「私の持っている本体のシホ
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