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新オズのオジョ
第八幕その五
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 白い頭にお鬚そして質素な中国の昔の赤い服と杖を持ったお年寄りが山から下りてきてそうして声をかけてきました、見れば随分大柄です。
 お年寄りはオズマ達に笑顔で言ってきました。
「こんにちは、オズマ姫」
「ええ、こんにちは」
 オズマが笑顔で応えます。
「お元気そうね」
「はい、この通りです」 
 お年寄りは笑顔で返しました。
「元気ですぞ」
「それは何よりね」
「オズの国にいますから」
 老いも病も死もないその国にです。
「そして修行もしていますので」
「尚更ね」
「元気にしております」
「それは何よりね」
「そしてこの子達がですね」
 お年寄りは神宝達を見てまた言います。
「オズの国の名誉市民の」
「ええ、五人の子供達よ」
「左様ですね」
「はじめまして」
 五人はここで、でした。それぞれ名乗りました。お年寄りもそれを受けてとても優しいお顔で名乗りました。
「身共は尉遅敬徳という、今はここで仙人として暮らしているよ」
「えっ、尉遅敬徳さんですか」
「そうだよ」
 仙人さんは神宝に笑顔で答えます。
「知っているかな」
「唐の頃の将軍ですね」
「そして退いてからは山で修業していたね」
「仙人さんになろうと」
「子供達と遊びながらね」
「それでオズの国にですか」
「今はいてね」
 そしてというのです。
「こうしてだよ」
「仙人として暮らしておられますか」
「そうなのだよ」
「そうですか」
「この辺りの子供達とも遊んでいるよ」
「今も子供が好きですか」
「大好きだよ」 
 大柄で一見すると厳めしいお顔です、ですがそのお顔立ちはとても優しくて穏やかなものです。眼の光も優しいです。
「もう武器を持って戦には出ないしね」
「仙人さんとしてですね」
「楽しく暮らしているよ」
「そうなんですね」
「何かですね」
 オジョは仙人さんにこう言いました。
「尉遅敬徳さんも大きいですね」
「ははは、よく言われるよ」
「それで力もかなり」
「自信があるよ、けれどもうね」
「武器を持たれることはですか」
「ないよ」 
 もうそのことはというのです。
「そうだよ」
「そうですか」
「今は修行をして子供達と遊んで」
「暮らしておられるんですね」
「後は桃や胡桃を食べてね」
「仙人さんだからですね」
「そうしているよ、ただこの身体だから」
 大きなお身体だからというのです、見れば関羽さんより少し小さい位です。これは関羽さんがあまりにも大きいのです。
「どうしてもね」
「沢山食べてしまいますか」
「それが悩みだよ」
「仙人さんとしては」
「あまり食べたくないともね」
 その様にというのです。
「考えているよ」
「節制ですか」
「それも気をつけてね」

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