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Fate/WizarDragonknight
捕食する怪物
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ーフー』

 緑の風を操り、高度を上昇していく。

「待て!」

 ウィザードは怪物を追いかける。数回攻撃をよけた怪物は、また突撃によりウィザードにダメージを与えていく。
 さらに、横一直線。そのダメージにより、少し高度を落とす。

「_______」

 怪物はウィザードへ追撃を仕掛けてくる。全身に、怪物の刃物が入り、地面へ背中から落下する。

「がっ……!」

 肺の空気をすべて吐き出し、体が動かなくなる。
 さらに、怪物は低空飛行で迫る。
 それに対し、ウィザードは痛むからだに鞭を打って起き上がり、怪物の四本の翅のうち一本を切り落とした。

「________!」

 怪物は悲鳴を上げながら地面を転がる。

「よし……今のうちに……!」

 ウィザードはウィザーソードガンでトドメを刺そうとする。
 しかし、怪物はウィザードに勝てないと見るや否や、ウィザードに背を向けて逃げ出す。その目線の先は、一般人。

「いけない!」

 しかし、ウィザードの発砲は遅かった。怪物の腕により、一般人の肩が引き裂かれ、鮮烈な血しぶきがあがる。

「クソッ!」

 ケガを負った一般人を脇に、ウィザードは怪物を追いかける。怪物はその間にも、道行く人々から少しずつの血液を口にしていた。

「あれ……」

 そしてウィザードは、怪物の変化に目を疑う。翅の切断痕。みるみるうちに再生していき、やがては元通りになったのだ。

「再生した……」

 トンボと同じく、四枚に元通りになった翅を駆使し、再び怪物は、戦場を空に指定した。
 再び空中で、ウィザードと怪物は何度も激突。
 そして迫る怪物。しかしウィザードは、その動きに合わせて、ウィザーソードガンの刃先を突き立てる。
 スピードを上げる怪物の体を引き裂き、後方の怪物はダメージにより落下していく。

「よし!」

 ウィザードは怪物を追いかける。地上に降りたとき。

「ぐあああああああああああ!」

 ウィザードの耳に、つんざく悲鳴が聞こえてきた。
 落とした怪物が、落下地点近くの人を襲っていた。青年を捕らえ、今まさに捕食しようといていた。

「間に合わない!」
『コネクト プリーズ』

 ウィザードは急いで、出現した魔法陣にウィザーソードガンを突っ込む。すると、怪物の脇に出現した魔法陣より、ウィザーソードガンの刃先が怪物を引き裂いた。

「大丈夫ですか? 速く逃げて!」

 怯えた表情の青年を逃がし、ウィザードはトドメの指輪を使う。

『チョーイイネ キックストライク サイコー』
「はあああ……」

 風が吹き荒れる。それを右足に集めながら、ウィザードはジャンプ。足元の風は竜巻となり、怪物への航路を示
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