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木馬を見て
第一章
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 そしてそのうえで彼女の傍にいる彼イオラトステスを見て話した。彼女の言葉を唯一信じられる彼を。
「だがそなたは嘘を言わない」
「だからですね」
「カサンドラの言葉を信じる、木馬は入った」 
 カサンドラが入れてはならないと言ったそれがだ。
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