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ドリトル先生と牛女
第六幕その十一

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「幸せにならないとね」
「生きているのなら」
「それならね」
「楽しく幸せに」
「そうなるべきだね」
「そうだよ、幸せになる努力もね」
 これもというのです。
「しないとね」
「先生も努力しているしね」
「幸せになる為に」
「学問だけじゃなくて性格もね」
「いつも円満になる様にね」
「紳士でありたいと思っているよ」 
 先生は皆に応えました。
「人に嫌なことをしないこともね」
「先生は自分では努力してないって言うけれど」
「それは立派な努力よ」
「何といっても」
「本当にね」
「そう言ってくれるならね」
 それならというのです。
「僕はね」
「これからもだね」
「努力していくね」
「幸せになる為に」
「そうしていくよ」
 本当にというのです。
「僕はね」
「先生は努力していないって言うけれど努力しているよ」
「それは僕達が保証しているよ」
「紳士になる様にしていることも」
「そして学問もね」
「学問は好きだからしているけれど」
 それでもというのです。
「好きなことに励むこともだね」
「やっぱり努力だよね」
「それが自分を高めることになるなら」
「それならね」
「そうだね、ただ本当に僕はね」
 謙遜しての言葉でした。
「自分ではね」
「努力しているとはだね」
「思ってないのね」
「そうなんだね」
「うん、気楽に暮らしているね」
 本当にこう思っています。
「僕は」
「それでもいつも本読んでるし」
「現地に行ってもいってるし」
「検証もしてるじゃない」
「実際に紳士だし」
「そうなる様にしているし」
「そうだといいね」
 皆の言葉に励まされたお顔になって述べました。
「僕も」
「このことは安心していいよ」
「努力しているから今の先生があるんだよ」
「そしてこれからもね」
「先生はどんどん立派になっていくよ」
「そうなる様に心掛けるよ」
 先生にしてもです。
「僕も」
「是非ね」
「じゃあ牛女さんの手術もね」
「またするね」
「あと二回」
 それだけというのです。
「するよ」
「うん、じゃあね」
「そっちも頑張っていこうね」
「牛女さんの歯完治させようね」
「是非共ね」
 先生は笑顔で応えました、そうして皆とさらにお話をして楽しい時間を過ごしました。
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