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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
大は小を兼ねる
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00メートルほどのクレーターを出現させてしまった。

「す、凄い………桁外れの魔力ね………いいマリー、もし(ゴロツキ)に襲われたら、先ずは何もない空間にイオナズンを唱えて、相手を脅しなさい。間違いなく怯んで逃げ出して行くから!そうすれば人を殺さず、戦いに勝利出来るわよ」
ふむ、なるほど…殺す為の魔法ではなく、脅す為の魔法か…
その為には威力が大きい方が迫力がありますねぇ…
流石はお姉様ですわ!考えてらっしゃるぅ!
「私もね…この考え方をお父さんから学んだのよ」
はぁ?あの男から学ぶ事があるの?

「お父さんて、直ぐ人をおちょくるクセがあるじゃない…だから乱闘に巻き込まれるのだけど、相手は本気で襲って来てるのに、お父さんって全然本気出さないじゃない!笑顔で相手の攻撃をかわすから…相手も思うのよね…『この男が本気を出したら、俺なんかは瞬殺じゃね?』って」
えぇ〜あの人そんなに強いの?
何時もチャラついてて、強そうには見えないんだけど…まぁ、一応はドラクエ5の主人公だし…それなりには強いのかな?
「ふふふ…マリーは知らないのね…お父さんが本気を出して戦ったら、この世界で勝てる者は居ないわよ!私は何度か見た事がある…その恐ろしいまでの強さを…」

「で、でも…お兄様の方が強いですわよね!?だってお兄様は伝説の勇者様なんですよ!専用の武具で戦えば…」
「100%お父さんには勝てないわ!良くて引き分け…」
えぇ〜!!勇者より強いって、どんなチートだ!
きっとみんな勘違いしてるに違いない…
要所要所で圧勝するから、世界最強伝説がでっち上げられたに違いないわ!
だって、あのアホが最強なわけ無いもの!!



さて、1ヶ月などアッと言う間に過ぎ、昨日ポピーお姉様もラインハットへ嫁いでしまった…
今生の別れでは無いし、何時でも会う事が出来るのだから、悲しくならないと思ってました。
しかし、してやられました…
式での『花嫁からの手紙』で号泣してしまいました。
流石はポピーお姉様です…人の心を揺さぶるのが上手い!
お姉様を奪ったヘタレ王子が憎くなり、泣きながらケーキ(一口サイズのカップケーキ)を投げ付けてしまいました…
結婚式の最中に、泣きながら主役にケーキを投げ付けるなんて、前代未聞です。

お母様に叱られそうになったんですが、お父様まで面白がってヘタレにケーキ(ホールごと)を投げ付けた為、私は怒られずに済みました。
因みにお父様は、お母様・ヘンリー陛下・ドリス様・お兄様・オジロン様・マーサお祖母様にこっぴどく叱られてました。
当たり前です!
やっぱあの男バカです…そう、思ってたんですが、ポピーお姉様がコッソリ教えてくれました。
「マリー…後でお父さんにお礼を言いなさいよ!ワザと騒動を起こして、代わりに叱
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