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氷の龍は世界最強
氷の皇帝
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か、雫。ここ空いているよ」
「じゃあ、俺と愛桜は達也の方に詰めればいいか。すまない、達也」
「構わない。皆で食べるのもいいだろう」
 達也にしてはいいことを言うじゃないか。
 と、そこに達也の隣にいる男子と深雪の隣にいる2人の女子が
「えっと、誰?」
「司波深雪。俺の妹だ。深雪と一緒にいるのは、深雪と同じクラスメイトだ」
「へぇ〜」
「初めまして、司波深雪といいます」
「俺は氷川蒼汰。達也と深雪とは幼馴染みだ」
「私は火野愛桜。よろしくね」
「光井ほのかです。よろしくお願いします」
「北山雫。よろしく」
「おう。一度に沢山の名前を聞いちまったから。覚えられるか分からんが・・・俺は西城レオンハルト。レオで良いぜ」
「じゃあ、レオって呼ばせてもらうで」
「よろしなぁ。レオ」
「おう、よろしくな」
 皆、お互いの自己紹介を済ませたところで昼食をとることにした。

 お昼を食べたあと、俺は風紀委員本部に向かうことにした。
 風紀委員本部に来てみれば、渡辺委員長ではなく、姉さんがいた。
「姉さん。なんで、風紀委員本部にいるんだよ」
「風紀委員本部と生徒会室は秘密の階段に繋がっているのよ」
「なんだよ。秘密の階段って・・・」
 気になるんだが・・・・・・
「今、渡辺委員長は生徒会室にいるけど・・・それよりいいの? せっかくの校内巡りを・・・?」
「いいよ。そんなの・・・もう、()()()()()()()()()
 俺は口にする。
 それは俺の氷川家のみが扱える魔法『枯山水』で建物の構造、配置は理解できるからだ。
 その意味を理解している姉さんも
「はいはい。氷川家の秘伝で把握したのね」
 呆れかえっていた。
 なに、呆れかえっているんだ。
 俺や姉さんだったら、すぐに分かることだろう。
 姉さんは俺にあることを聞いてくる。
「そういえば、蒼汰は深雪ちゃんや達也くんに真実を話したの?」
「いや、まだだ」
「どうして、話さないの?」
 姉さんは俺が真実を話さないのか聞いてくる。
「今、話したら、達也だったら、眼を使って、調べてくる。達也と深雪には嘘をつきたくないだけだ」
「なるほどね」
 姉さんはそう言って納得してくれた。
 俺は姉さんと談笑し、夕方近くになったところで『枯山水』に反応があった。
 さらに言えば、俺の眼――霊子放射過敏症。
 眼に映る精霊たちがざわめいていた。
 俺と姉さんは精霊たちから状況を聞き取り、
「全く、入学して早々、問題を起こすなよ」
「本当ね。一応、会長と委員長が動いているけど・・・・・・って、もういないし」
 姉さんは俺に状況を話そうとしたが、俺は風紀委員本部をでて、校門へ向かった。
 時を同
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