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異世界〜Fate was decided〜
第六話〜部室、扉の向こうに・・・U〜
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さて、8月1日。今日から、地獄に相違ない生活が続く。なんせこう基礎体力が落ちているこの身ではな。そういや、ハルヒコはともかく三人とも宿題を終らせたのであろうか?朝比奈さんと古泉は正統にやったであろう。問題は長門だ。アイツ情報統合思念体とやらに助けてもらったりしたのか?
「そんな、不粋な事はしない。」
長門にジト目で見られたって・・・
「ウワッ!?いるなら声ぐらいかけてから言え!」
「いやいや、あなたも怒りっぽくなったのでは?」
「うるさい!」
「キョン!キョン!」
「何だ!?」
「遅れた罰なんだけど・・・い、いやあの」
「何だ?早く言えよ」
「特別に自転車を俺がこぐっていうのでゆ、許してやる!」
なんかアイツ照れながら言ったな。
「で、どこに行くんだ?」
「ハ、ハァし、市民プールだ」
「そうかい」
着いた。一回、いや一万回以上こいだ身だから分かる。二人は大変だと。
二人?オレと朝比奈さんだ。長門は古泉だけ。
「もう、ダメだ〜」
「ハルヒコ!もうへばったのか?プールに入るぞ〜」
「プール?・・・ヨッシャ〜!!待て!すぐ行く!!」
「ハァ〜・・・オレが男の時、朝比奈さんの水着姿を見たいという気持ちに似たやつをアイツ持ってるな」
さて・・・
「ハルヒコ、プールに入って5分で鼻血を出すとはなんたる醜態だ。まったく・・・って古泉!?」
「キョンさん。すみません!体が勝手に・・・グハッ」
腹にエルボーをくらわせた後、首に関節技を決めてやった。最後に得意の裏拳をもう一回腹に・・・
力は男の時よりかなり弱くなっていたが、怒りにより男の時のパワーを発揮出来た。
「二人は、ここで寝かそう。起きるだろう。」
てか古泉は百合だったのか。夏は危険だな、特にプール。
「本当に大丈夫でしょうか?〔アワアワ〕」
「大丈夫でしょう。長門、スマンが修正を施しておいてくれ」
「了解した。・・・やった。」
「そうか」
なんて感じでプールを堪能?した。二人?あの後約30分、寝ていた。
その次の日、オレたちは市民運動場にて開催される縁日へ行くため、男3人分の浴衣、着物?どっちでもいいが着物を買いに来ていた。
「ちょっと、試着してくるから待っててくれ」
「分かった」
と、言ったもののちょっとが長い!一時間待ってやっと出てきた。まぁ、どんな服でも合うヤツらだ!
「どうだ?」
「メッチャ合ってるじゃないか!」
「そうですね。皆さんお似合いです。」
「そうだろう?やっぱ流石俺だなっ」
ということで、一回家に帰り駅前に再集合した。
「おぉ〜二人とも似合ってるじゃん!」
「そうかな・・・」
長門を見たら、かすかに頬が赤らんでいるのが見えた。
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