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ドリトル先生と牛女
第二幕その三

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「やっぱりね」
「何かと違うんだね」
「住んでいる地域が違っていると」
「そうなるのね」
「他の生きものと同じでね」 
 そうなっているというのです。
「そしてこの辺りはね」
「ウシ科の生きものが集まってるね」
「スイギュウとかジャコウウシとかね」
「ヌーもいるし」
「ヤクもね」
「牛といってもね」
 その仲間といってもというのです。
「本当にね」
「多いね」
「こうしてみたら」
「そうだね」
「そうだよ、家畜にされている牛を入れたら」
 それこそというのです。
「世界中にいるよ」
「そういえば」 
 ここでガブガブが言いました。
「牛さんがいない国ってないね」
「そうそう、世界中にいて」
 ジップも言います。
「何かと役に立っているね」
「野生の牛さんの仲間もこれだけいるし」
 トートーはヤクのその長い毛も見ています。
「多いよね」
「僕達より数は多いだろうね」
 老馬は自分のことから言いました。
「牛さんは」
「日本でも凄く多いし」
 ダブダブも言います。
「他の国だってそうだしね」
「特に多いのはインドだね」
 ホワイティはこの国を思い出しました。
「国のあちこちに普通にいるしね」
「あの国は街で歩いてるしね」
「人と一緒にね」
 チープサイドの家族はインドに行った時のことを思い出してそのうえでお話をしています。
「あの国独特の光景で」
「人も多いけれど牛さん達も」
「あの国はまた特別にしても」
 それでもとです、ポリネシアは言いました。
「確かに牛さんは世界中にいるわ」
「本当にいない国は殆どないかな」
「そうだよね」
 オシツオサレツも言います。
「日本だってそうだし」
「他の国だって」
「うん、家畜の中でもね」
 特にというのです。
「多いだろうね」
「そうだよね」
「本当に世界中にいるね」
「ウシさんと仲間は」
「そして牛の妖怪も」
 これもというのです。
「多いね」
「頭がそうだったりね」
「角があったり」
「それも多いね」
「そうだね」
「うん、ミノタウロスもそうで」
 そうしてというのです。
「件もでね、中国にもいるね」
「確か蚩尤だったかな」
「神様だよね」
「軍神で黄帝って人と戦った」
「物凄く強い神様だね」
「とにかく牛に縁のある妖怪も神様も多いね」
 先生は皆に今度はヌーを見つつお話します、見ればオグロヌーとオジロヌーの二種類のヌーがいます。
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