暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と琵琶湖の鯰
第十一幕その十二

[8]前話 [2]次話
「比較して見てみたらね」
「どうしてもね」
「考える位だから」
「うん、ああなったらね」
 本当にとです、先生はさらに言いました。
「よくないからね」
「ちゃんと言わないと駄目だよね」
「間違ったことをしている人には」
「トレーニングについても」
「その人にもよくないから」
「淡水魚を海水で育てるとか」
 先生はこうも例えました。
「無理だね」
「そうだよね」
「それは無理だよ」
「というかそのお魚生きていられないよ」
「淡水と海水は違うから」
「それじゃあね」
「例えとしては飛躍しているかも知れないけれど」
 それでもとです、先生はお話するのでした。琵琶湖は言うまでもなく淡水だったのでそのことを思い出しながら。
「それでもね」
「そういうことだよね」
「野球選手が格闘技の練習してもね」
「そうした筋肉つけてもね」
「何もよくないね」
「それを得意になってして強くなったとか言ったら」
 それこそというのです。
「言葉は悪いけれど」
「っていうと」
「どういうことかな」
「その言葉は」
「愚の骨頂だよ」
 そうなるというのです。
「本当にね」
「そういうことだね」
「そんなことしたらね」
「本当に意味がないどころかね」
「いいことが一つもない」
「悪いことばかりだよ」
「そうなるから」 
 だからだというのです。
「よくないよ」
「そうだね」
「先生はそのことを指摘出来る人だしね」
「それも穏やかな言葉で」
「それだったらね」
「そうした人には忠告してくれるね」
「そうしていくよ」
 是非にと言う先生でした。
「本当にね。じゃあお昼になったらね」
「お昼ご飯を食べてね」
「そうしてだね」
「また論文書くね」
「そうするね」
「そうするよ」
 こう言ってです、先生はお昼まで実際に論文を書いてお昼は大学の食堂でハンバーグ定食を食べました。そうしてまた論文を書くのでした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ