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ドリトル先生と琵琶湖の鯰
第十一幕その七

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「正体もばれるしね」
「だからくノ一も忍者装束なんだね」
「そうだよ。性別に関係はないよ」
「忍者はあの服だね」
「そうなんだ。まあ八条学園の忍術部の服の色は色々で」
 それでというのです。
「黒以外に青や赤、白や緑もあるね」
「カラフルだね」
「そこは実際と違うね」
「実際は黒だね」
「いや、黒に近い緑なんだ」
 そちらの色だというのです。
「これがね」
「つまりダークグリーンだね」
「かなり濃いね」
「そうだったんだ」
「その方が暗がりに隠れて」
 黒よりもというのです。
「見付からないからね」
「その色なんだ」
「忍者は隠れる、忍ぶことが第一だから」
 それ故にというのです。
「そうした色なんだ」
「成程ね」
「忍者は戦うものではないんですよね」
 トミーは先生にこのことを尋ねました。
「そうですよね」
「そうだよ、戦うことはね」
 それはとです、先生はトミーのその質問にも答えました。
「実はね」
「忍者はしないですね」
「手裏剣や忍者刀は持っていてもね」
「あと吹き矢も使いますね」
「煙玉もあるね」
「けれどですね」
「そうしたものは自分の身を守ったり暗殺の任務に使うもので」
 そうしたものでというのです。
「あくまで基本は隠れることなんだ」
「だから忍者ですね」
「隠れる即ち忍ぶだからね」
 そうなるからだというのです。
「忍者は言うならスパイだよ」
「そのお仕事は情報収集とかですね」
「だから見付かる訳にはいかないから」
「どうして隠れるか、ですね」
「それが第一だから」
 戦うことが主なお仕事ではないというのです。
「目立つ服ではなくね」
「隠れる服だったんだよ」
「そうでしたね」
「ただ、身体能力はね」
「速く走ったり高く跳んだりですね」
「流石に漫画程ではないけれど」
 それでもというのです。
「結構以上にね」
「出来たんですね」
「そうだよ」
 それは出来たというのです。
「忍者はね」
「それで忍術もだね」
 王子は今度はそちらのお話をしました。
「五遁の術とかあるけれど」
「水遁の術とか火遁の術とかだね」
「あれもだね」
「木の葉隠れとかはないよ」
「あくまで隠れたり逃げたりする為の術だね」
「相手を驚かしたりしてね」
 そうしたことをしてというのです。
「木の葉隠れの術とかはね」
「なかったんだね」
「そうだったんだ」
 その実はというのです。
「あと壁を歩いたりとか水蜘蛛の術とかムササビの術もね」
「実はないんだね」
「鈎爪で石垣を登ったり泳いだり木を登ったりは出来ても」 
 そうしたことは出来たというのです。
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