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提督はBarにいる。
妖精さんと昔話
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が軌道に乗り始めてからだったからなぁ。

「あ、はなしてたら」

「きゅうにてーとくさんのぎゅうかんたべたくなってきたです」

「ぎぶみーぎゅーかーん」

「そう来ると思ってな、作ってあるぜ」

「わーい!」

 さて、作り方も出しておくか。

《失敗しにくい!優しい甘さのフルーツ牛寒》

・牛乳:300cc

・粉末寒天:5g

・水:200cc

・砂糖:大さじ4

・お好みのフルーツの缶詰:1缶




 さて、作り方は割と簡単だ。寒天を水に溶かして火にかけて、牛乳とフルーツと混ぜ合わせて型に入れて冷やす。これだけなんだが、実は多少コツがいる。それを解説していこう。まずは寒天を水に入れて5分ほど置いておく。こうすると寒天が水に馴染んで火にかけた時にダマになりにくくなる。

 寒天を火にかけると同時に、牛乳をレンジで温めておく。牛乳寒天を作る時によくある失敗として、寒天液と牛乳が分離して2層に別れてしまう事がある。これは温度差のある液体をいきなり混ぜ合わせてしまい、その温度差で温かい層と冷たい層に別れてしまうためだ。なので牛乳を温めておくと分離しにくくなる。完全に寒天の粉が煮溶けたら、80℃位になるまで冷ます。

 寒天液が冷めたら牛乳と砂糖を加えてよく混ぜて砂糖を溶かす。そこに水切りしたフルーツの缶詰を加えてさらに混ぜ、型に流し込んで冷やす。今回は豪勢にミックスフルーツの缶詰を使ってみた。冷蔵庫で冷やしたら完成だ。

※寒天はゼラチンよりも固まる温度が高いので、夏場等でなければ室温でも固まるぞ!




「うんまぁ〜い〜」

「ぷるぷるあまあまですー」

「まんぞくじゃー」

「そいつぁ良かった、まだまだあるからジャンジャン食ってくれ」

 カウンターの辺りで甘いものが配られていると周知されると、我も我もと妖精さん達が押し寄せてくる。多少もみくちゃにされながらも、何とか全員に満足してもらえたらしい。

「さて、明日からまた頼むぜ?」

「おまかせですー!」

 小さいが頼もしい、欠かせない『戦友』だ。

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