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ドリトル先生と琵琶湖の鯰
第九幕その三

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「甲羅を背負っていますし」
「爬虫類とですね」
「思う時もあります」
「爬虫類が進化した生物ともですね」
「思う時もありますね」
「そうですね」
 こうしたお話をしながらです、先生は田中さんそして動物の皆と一緒にビワコオオナマズを探します、ですが。
 お昼まで探しても見付かりません、田中さんはお昼になると別の場所に行きましたが先生はといいますと。
 一旦船から下りて田中さんと一時のお別れをしてです、波止場でお弁当を食べました。勿論皆も一緒です。
 お弁当は鮎のお弁当です、先生はそのお弁当を食べながら皆に言いました。
「またね」
「うん、午後もだね」
「船で湖に出て」
「そうしてだね」
「ビワコオオナマズを探すんだね」
「そうするよ、けれど本当にね」
 先生はここで困ったお顔で言いました。
「鯰だけあってね」
「普段は湖の底にいるから」
「だからだね」
「中々見付からないね」
「どうしても」
「それがね」
 このことがというのです。
「困ったものだね」
「先生泳げないしね」
「それに潜水も出来ないし」
「湖の底には行けないから」
「だからだね」
「どうしようかってね、田中さん達ともお話をしていて」
 そしてというのです。
「ダイバーの人にお願いしてね」
「湖の底まで行って」
「そうしてだね」
「ビワコオオナマズを捕まえて」
「そうして水族館までなのね」
「そうしようってお話をしているけれど」
 それでもとです、先生は鮎をおかずにご飯を食べつつ皆にお話します。
「それはあくまで最後で」
「やっぱり見付けて」
「先生としてはそこでお話して」
「水族館に来てもらいたいのね」
「そう考えているよ」
 これが先生のお考えでした。
「やっぱり相手の意志を尊重したいしね」
「琵琶湖に残るか水族館で暮らすか」
「そのことはだね」
「相手のお話を聞いて」
「それから決めたいね」
「お話が出来るなら」
 それならというのです。
「是非そうしないとね」
「そうだよね」
「折角先生は生きものとお話が出来るから」
「お魚とも会話が出来るし」
「それならね」
「折角ポリネシアに教えてもらったんだ」
 お魚の言葉もというのです。
「役立てないとね」
「お話出来ないなら出来る様になるってもね」
「先生言ってるしね」
「じゃあここはね」
「ビワコオオナマズともお話をしましょう」
「是非ね」
「絶対に無理強いはしないことは先生の美徳だよ」
 ホワイティはここで先生に言いました。
「相手を尊重してね」
「どんな生きものにもそうだから」
「だからこそ皆先生が好きなのよ」 
 チープサイドの家族も先生に言います。
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