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ドリトル先生と琵琶湖の鯰
第九幕その二

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「どうもです」
「そこまで長く生きるとなると」
「人は普通に生きていても別れがあります」
「そのことは避けられないですね」
「それが八百年ともなると」
「自分だけが生きていて」
「他の人はどんどん先立っていきます」 
 そうなってしまうというのです。
「これは非常にです」
「悲しいことですね」
「そして辛いことなので」 
 だからだというのです。
「僕としましては」
「若し人魚の肉を食べる機会があってもですね」
「遠慮したいですね」
「そう考えています」
「左様ですか」
「はい、しかし河童についても調べてきましたが」
 先生は田中さんにあらためて河童のお話をしました。
「ですが」
「それでもですか」
「本当に何処にでもいるのですね、日本の」
「そうですね、遠野が有名ですが」
「九州にもお話があって」
「他の地域もです」
「それこそ日本中ですね」
 先生は田中さんに言いました。
「お話があるのは」
「そう言っていいです」
「やはりそうですね」
「鬼やツチノコと同じですね」
「ツチノコも妖怪と思われていましたね」
「野槌という妖怪がそうですね」
 この妖怪がというのです。
「ツチノコと同一視されていまして」
「そしてツチノコもですね」
「日本全国にです」 
 それこそというのです。
「いると言われています」
「バチヘビという地域もありますね」
「文字通りノヅチと呼ぶ地域も」
 即ち野槌です。
「そうした地域もあります」
「ツチノコにも会ってみたいですね」
 先生は笑ってこうも言いました。
「出来れば」
「そうですね、本当にいればです」
「大発見ですね、生物学上の」
「そう思います、ただ」
 こうも言う田中さんでした。
「ツチノコは不思議な生きものですね」
「蛇と言われていますが」
「蛇にしましては」
 どうもというのです。
「いびきをかいたりして」
「おかしなことが多いですね」
「お酒を好むといいますし」
「本当に妖怪かも知れないですね」
「僕もそう思います」
 先生に真剣なお顔で答えました、動く船の中で。
「ツチノコは」
「その可能性は否定出来ないですね」
「蛇というか爬虫類にしてはです」
「お話が真実とするなら」
「おかしなことが多いので」
 だからだというのです。
「どうも」
「左様ですね」
「はい、まことに」
 このことはというのです。
「思えて仕方がないです」
「そのことも気になりますね」
「そうなんですよね」
「だから本当に妖怪ではとですね」
「思います、これは河童もですね」
「河童は未確認生物説もありますね」
「はい、ですが」
 それでもというのです。
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