第四百二十一話 食戟の世界その十五
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「そうだったな」
「あんたとはしたくないわよ」
麗は幸平をジト目で観つつ言葉を返した。
「正直言ってね」
「それはどうしてなんだよ」
「だってあんた時々変な料理作るでしょ」
「ああ、それでか」
「それが嫌なのよ」
「それがかえっていいと思う」
ナオは横からこう言った。
「ゲテモノなくしてお料理なし」
「そうだよな、それはな」
幸平はナオに同意して応えた。
「俺達何かと気が合うよな」
「今度竜胆先輩と三人で何か作ろう」
「おう、そりゃいいな」
「ええ、じゃあな」
「あの、この人達が一緒になったら」
「とんでもないことになるわよ」
麗は由愛にこう返した。
「絶対に」
「そうよね」
「この二人だけでもやばいのに」
「そこに小林先輩もってなったら」
「大変よ」
「実際に先輩今寮におられるし」
「ゲテモノか。面白いじゃないか」
鴻上はその話に明るく笑って述べた。
「ではそれを見る為にもだ」
「寮にですか」
「入ろう」
「何かこの人器が違うわね」
麗もここで言った。
「ただ大きいだけじゃなくて」
「そうよね」
由愛も言うことだった。
「明らかに普通の人じゃないから」
「最近この学園只でさえ変わった人が集まってるのに」
「幸平君を筆頭としてね」
「実は一色先輩もかなりだし」
「普通に裸になるから」
「その中でさらにってなったら」
「もうね」
それこそというのだ。
「一体どうなるか」
「果たして」
「あの、そうなったら」
恵も言ってきた、かなり心配そうに。
「戦いどころじゃないかも」
「そうよね」
「果たしてどうなるかしら」
「それは戦いになってわかることだよ」
火野が笑顔で言ってきた。
「だからね」
「それで、ですか」
「今はですか」
「そう、寮に入ろうね」
こう言ってそうしてだった。
ライダー達は遠月寮に入った、そこでまた出会いがあることはライダー達は知らなかったがその足取りは軽いものだった。
第四百二十一話 完
2020・4・23
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