暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と琵琶湖の鯰
第六幕その五

[8]前話 [2]次話
「今日はね」
「特別だよね」
「ワインが美味しいから」
「それでだね」
「こうして飲んでいるよ、ただ一本にして」
 それで止めてというのです。
「午後からまたお仕事だよ」
「水質調査と生物の採集」
「それだね」
「それをしていくのね」
「そうするよ、それとね」
 さらに言う先生でした。
「採集も順調だけれど」
「それはいいことだね」
「そちらが本来のお仕事だし」
「それならね」
「うん、ただね」
 それでもというのです。
「一種類だけね」
「採集出来ていないんだ」
「どうしても」
「そうなの」
「そのことがね」
 どうしてもというのです。
「僕も田中さんも他の人達もね」
「残念なんだ」
「そう言ってるんだ」
「そうなの」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「まだ完全じゃないよ」
「そうなんだ」
「どうしても」
「その一種類がまだだから」
「それでなのね」
「その一種類がどうしてのものだからね」
 それだけにというのです。
「そのことが気になっているよ」
「そこ難しいね」
「どうしてもっていうものがいないと」
「画龍点星を欠く」
「そうなるね」
「どうしてもっていうものがないと」 
 それならとうのです。
「完璧じゃないね」
「龍の絵も目がないとね」
「駄目だし」
「それでだね」
「その生きものをどうしても見付けたい」
「それで採集したいんだ」
「うん、こうなったら」
 先生は腕を組んで言いました。
「琵琶湖の生きもの達に聞いてみようか」
「先生お魚ともお話出来るしね」
「深海生物ともだし」
「それじゃあだね」
「今回もだね」
「その力を使ってね」
 そのうえでというのです。
「やっていこうか」
「いいね」
「じゃあそうする?」
「琵琶湖の皆に聞いて」
「それでやっていくんだ」
「そうしていこうか」
 皆にも応えます。
「そうしていこうか」
「いいと思うよ」
「それでね」
「その生きものがどうしても見付からないなら」
「何処にいるのか聞いて」
「それで採集すればいいと思うよ」
「それじゃあね。今回僕がメインで採集させてもらっているけれど」
 それでもというのです。
「水族館に行っていいかどうか」
「事前に聞いてね」
「それでだね」
「来てもらってるね」
「そうだね」
「お話が出来るならね」 
 それならというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ