暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0024話
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 早速手続きをしているのか、近くにあるコンピュータに素早く何かを打ち込んでいく。

「これでOK。後は、そうね。ちょっと聞きたい事があるんだけどもう少し付き合って貰っていいかしら?」
「構わないが、何だ?」
「焦らさなくてもいいじゃない。そもそも私がこの部隊に呼ばれた理由を忘れたの?」

 レモンがこの部隊に呼ばれた理由?
 元々招集予定だった? T-LINKシステムの開発?
 ……あぁ。

「時流エンジンか」

 俺の中では、既に時流エンジンはあちらでエクサランスに開発されるという認識だったのですっかり忘れていた。

「その様子じゃ忘れてたのね?」

 咎めるような視線を向けられるが、その瞳の中にはどこか悪戯っぽい光が見て取れる。

「興味津々の所を悪いが、恐らく時流エンジン搭載機は開発者側で作る事になると思う。……まぁ、資金援助している身なんだし、サンプルとしていくつかもらう事は出来るかも知れないが」
「今はそれで十分。凄く興味をそそられるのよね。ヴィンデルから時流エンジンの話を聞いて、フェル博士の論文を読ませて貰ったのだけど本当の意味でこの時流エンジンが完成したら時間移動も夢じゃ無くなるわ」
「確かにモントーヤ博士なんかは、そのタイムマシンを目指して時流エンジンを開発していたようなものだしな」

 ぽつりと呟いたその台詞に、レモンが食いついてくる。

「アクセル、貴男モントーヤ博士とも交流があるの? ヴィンデルからはフェル博士と手紙のやりとりをしていたと聞いているけど」
「そのフェル博士の葬式で面識を得てな。それ以来メールや通信なんかで時々やりとりしている」
「面白いわね。ちょっと私の研究室に来ない? 時流エンジンについての話をもう少し聞かせて欲しいのだけれど」

 開発・整備を担当する技術班の責任者であるレモンだが、その本質は科学者だ。研究室くらいは持っていてもおかしくは無いんだろう。

「俺としては構わない」
「そ。じゃあ行きましょ。格納庫からはちょっと離れた所に研究室として使える部屋を用意して貰ったから。まだ到着したばかりであまり片付いていないんだけどね」

 苦笑しながら格納庫を出て行くレモンの後を付いていく。
 格納庫から歩いて10分程の場所にレモンの研究室はあった。
 IDを認識させたレモンの後に続き研究室に入ってみると、1番最初に目に飛び込んできたのは2m程の大きさのシリンダーが大量に並べられている光景だった。

「これは……」

 シリンダーの中には何らかの液体が満ちていて、その中には人間の形をしたものが入っている。
 特脳研でアヤの脳みそを見た時に感じた不快感が湧いてこないのは、原作知識でWナンバーズだというのを知っているからか、はたまた脳みそだけだ
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