暁 〜小説投稿サイト〜
新オズのつぎはぎ娘
第二幕その十一

[8]前話 [2]次話
「そうしているわね」
「貴女はそうするのね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのです。
「心から楽しむわ」
「それじゃあね」
「僕達もそうするよ」
 樵もドロシーに言ってきました。
「つぎはぎ娘と一緒に踊ってるよ」
「ずっと踊っていられるからね」
 かかしも言います、それも楽しそうに。
「そうさせてもらうよ」
「僕もね」
 ジャックはずっと日舞を踊っていました、見れば服は今は日本の白い着物と赤い袴になっていて靴も草履です。足袋まで履いています。
「そうさせてもらうよ」
「そして僕もね」
 木挽きの馬もでした。
「踊っているよ」
「貴方達は皆そうするのね」
「そう、そうしてね」
 そのうえでとです、馬はドロシーに答えます。
「楽しんでいるよ」
「わかったわ、じゃあね」
「ただ、お昼までは」
「私達もね」
「踊るね」
「食べた後もそうするけれど」
 それでもというのです。
「お昼になったらね」
「お食事をだね」
「楽しむわ、あと十時になったし」
 今はその時間になりました。
「それでね」
「午前のだね」
「ティータイムよ」  
 その時になったというのです。
「これからね」
「そうだね」
「ええ、お茶を飲んで」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「また踊って歌って」
「楽しんで」 
「お昼はね」
「うどんすきよ」
 今お話したそれだというのです。
「そちらにするわ」
「そうしていくね」
「ええ、じゃあ今から」
 早速でした、ドロシーは。
 食べものと飲みものをどんなものでもどれだけでも出せるテーブル掛けを出してそうしてなのでした。
 そこからお茶を出しました、今回はストレートティーでした。
「そっちの紅茶にしたんだ」
「そうなの」
 ドロシーはトトに答えます。
「それでお菓子は軽くね」
「クッキーだね」
「レーズンのね」
「いい組み合わせだね」
「やっぱりね」
 こうも言うドロシーでした。
「午前のお茶菓子はね」
「軽くだね」
「それでお昼に沢山食べて」
「三時のおやつもだね」
「しっかりと食べて」
 そしてというのです。
「そう考えているから」
「だから今はだね」
「軽くね」
 そうして食べてというのです、こうお話してでした。
 ドロシーと他の食べる必要のある人達は紅茶とクッキーを楽しみました、そしてその後でまた歌って踊るのでした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ