第三章
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「まさにね、それにね」
「それにといいますと」
「ちゃんと日本の地形のことも考えて設計されているし」
山が多い日本のそれをというのだ。
「カタログスペックだけじゃなくてね」
「実際の性能も高いですね」
「充分過ぎる性能だよ、まあ六四式小銃の整備のしにくさは置いておいて」
銃のそれはというのだ。
「とにかくね」
「カタログスペックだけじゃないですね」
「演習を見ても」
大泉はそちらもチェック、動画で調べるだけでなく自ら富士等で行われているそれも見て確かめていた。彼も勉強しているのだ。
「かなりのものだよ、しかしね」
「コストですね」
「兵器でも何でも性能に見合った値段か」
それがとだ、大泉は松田に話した。
「それが問題だね」
「電化製品でもそうですね」
「テレビでも高性能でもね」
「高いとですね」
「問題になるね」
「そうですね」
「だからね」
大泉は難しい顔で言った。
「日常のものもそうなら」
「兵器も然りですね」
「そう考えていくと」
「自衛隊の兵器は性能程のコストか」
「高過ぎるんだよ、だからね」
「そのコストをどう抑えるか」
「それが問題なんだよ」
こう松田に話した。
「本当に、そして」
「問題を提起したなら」
「解決案を出さないとね」
「それが政治家ですね」
「文句言って代案出さないのなら」
「野党と一緒ですね」
「彼等は後出しであれこれ言うだけで」
大泉は彼等についてはここでも極めて否定的に話した。
「代案は出さないね」
「法案もですね」
「出さないからね」
「駄目なんですね」
「だから有権者の人達にも見放されるんだよ」
「国民の人達も馬鹿ではないですからね」
「そもそも政治家も国民で」
大泉は自分も然りと言った。
「そしてね」
「私もですね」
「そう、僕達から見てもね」
「野党は全く駄目ですから」
「支持を失っていくのも当然だよ」
まさにというのだ。
「本当にね」
「左様ですね」
「昔のマスコミが一方的な情報を垂れ流している状態ならともかく」
「意図的な編集もして」
「今はネットがるからね」
「そこで情報をチェック出来て」
「マスコミが報道しないこともわかるんだ」
彼等、つまりマスコミにとって都合の悪い事実も知られる様になったというのだ。このことが大きいというのだ。
「だからね」
「それで、ですね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「彼等の発言もチェックされて」
「何でも反対が通用しなくなりましたね」
「そうだよ、だからね」
「野党は駄目なんですね」
「全く勉強していないし」
「批判の為の批判だけで」
「それでマスコミの前で言うだけだから」
そうした者達だからだというの
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