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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第69話 やってきたぜ、塔中華島!チームに分かれて食材をゲットしろ!後編
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 黒歌たちと分かれた小猫達は、伝説の四季の食材があるという塔を探していた。だがどこを探しても塔らしきものは見当たらない。


「本当に塔なんてあるんでしょうか?」
「空から探したけどそれらしい物は無かったわよ?」


 小猫は塔が本当にあるのかと言い、空の上から塔を探していたイリナもそれらしい物は見当たらないと話す。


「もしかしたら普通には無くて隠されているのかもしれないわね」
「うーん、こういう時に使える魔法があればよかったんですけど……」
「まあ、そう都合よく無いよね。気にすることはないわよ、ルフェイ」


 リアスがこれだけ探しても見つからないのは塔は隠されているのではないかと話した。それを聞いたルフェイは探し物が出来る魔法を覚えていれば、と後悔していたがリンが慰めた。


「早く四季の食材を見つけないとイッセー先輩が……」
「小猫ちゃん……大丈夫よ!あのイッセーがそんな簡単に死んだりしないわよ!焦らないでいきましょう」


 不安に駆られた小猫は悲痛な表情を浮かべる。それを見たティナは小猫を励ました。


「お前らー、しっかり探せよー」
「はーい!ゾンゲ様ー!」


 そんな中ゾンゲは近くの岩場に座って近くにあった『ラ・フランスパン』を齧って寝そべっていた。塔の捜索は部下任せにしているみたいだ。


「ちょっと!あんたもちゃんと探しなさいよ!」
「あん?子分にさせてるからいいじゃねえか」
「あんたねぇ……!」


 それを見たティナはイラっとしたのかゾンゲに注意した。だがゾンゲは面倒くさそうに鼻を穿っていたので更に怒りを込み上げてしまう。


「いい加減にしなさいよ!」
「いてぇな!?掴みかかってくるんじゃねえよ!」


 ティナがゾンゲに掴みかかるがゾンゲは片手でティナの頭を押さえて動きを止めた。流石に力では勝てないのでティナは悔しそうに腕をグルグルと振り回して抵抗する。


「この!このこの〜〜〜!」
「ガッハッハ!そんなグルグルパンチ当たるかよ!」


 悔しそうにグルグルパンチを続けるティナ、そんな彼女を見てゾンゲは愉快そうに笑っていた。


「だったら……!」



 ティナは何とか一泡吹かせたくて足を振り上げた。油断していたゾンゲはそれをかわせずに股間に直撃する。


「っ〜〜〜!!?」


 声にならない悲鳴を上げたゾンゲは股間を押さえながら後ずさる。だが足元に石があったため、それに躓いてしまい頭を石に直撃させてしまった。


「ちょ……大丈夫?」


 流石にやり過ぎたと感じたティナはゾンゲに声をかけるが、突然辺りに地響きが起こった。


「な、何が起きたの!?」
「アレを見て!ゾンゲ
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