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ドリトル先生の野球
第十一幕その七

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「今年も出ていたけれどね」
「横浜ファンって何かクライマックスに出たら凄く喜ぶよね」
「夢みたいだとか言って」
「これ他のチームもそうだけれど」
「横浜は特に凄いね」
「その傾向強いわね」
「そうだね、あれは多分ね」
 先生は皆にお話しました。
「横浜はずっと弱かったからだよ」
「もう負けて負けて負け過ぎて」
「それでずっと最下位で」
「そんな状況が長く続いたから」
「横浜ファンの人は凄く喜ぶんだ」
「そうなるのね」
「そうだよ、だからね」
 それ故にというのです。
「横浜ファンの人達はクライマックスに出たら他のチームのファンの人達以上に喜ぶんだ」
「そうなるんだ」
「ずっと弱かったから」
「それでなのね」
「そうだと思うよ、阪神は結構ね」
 ここでこうも言った先生でした。
「クライマックスは最初から結構出ていたね」
「当初は負ける方がずっと多かったね」
「途中でね」
「そうなってきたけれど」
「最初から結構出ていたから」
「そんなに喜ばないのね」
「そうだと思うよ、けれどその横浜がクライマックスに勝って」
 そしてというのです。
「シリーズに出た時のシリーズは名勝負だったね」
「確か相手はソフトバンクで」
「あの物凄く強い」
「その横浜と戦って」
「名勝負を繰り広げたんだ」
「そうだったんだ」
 まさにというのです。
「ずっと弱かったチームでもね」
「シリーズに出られて」
「そして日本一を争える」
「そうした風にもなれるのね」
「努力すればね」
 その時はというのです、そうしたお話をして先生は講義や研究を行っていってお昼ご飯も食べてです。
 三時にはティータイムを楽しみました、ミルクティーにです。
 上段はスコーン、中段はサンドイッチ、下段はケーキとフルーツです。その三段のティ―セットを楽しみますが。
 それを食べる時にです、こう言ったのでした。
「うん、今日のティ―セットもね」
「美味しいね」
「そうよね」
「今日のティーセットも」
「随分とね」
「美味しいわ」
「学問にティーセット」
 先生は笑顔でお話します。
「この組み合わせがいいんだよね」
「そうよね」
「何といっても」
「先生にとってもね」
「そうなのよね」
「だからね」
 それでというのです。
「僕は毎日こちらも楽しんでいるよ」
「そうよね」
「逆に先生にティーセットがないとか」
「その方がね」
「ピンとこないわ」
「そう言ってくれるね、僕もね」
 先生ご自身もというのです。
「そこはね」
「自覚してるよね」
「やっぱり」
「毎日飲んでるし」
「そのことを見てもね」
「うん、本当に三時のティータイムがないと」
 先生としてはです。
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