暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0023話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
安心する。
 F-28メッサーに71式戦車バルドング。両方とも数世代前の兵器であり、機動兵器の技術が日進月歩的に進化しているこの時代ではまさに骨董品と言っても構わない戦闘機と戦車だ。
 もっとも、骨董品でも兵器は兵器。人を殺す目的で作られている以上、安心しすぎて油断するなんて真似は出来ないが。

「アクセルの隊長のデビュー戦でもあるし、部下に舐められないようにな。特殊部隊に引き抜いただけあって、癖が強いのが多いぞ」
「了解。ま、舐められない程度には活躍してみせるさ」

 ヴィンデルと話していると、ドアがノックされる。

「入れ」

 ヴィンデルの言葉に入って来たのは1人の女だった。
 年齢は俺やヴィンデルとそう変わらないだろう。桃色の髪が肩に掛かるくらいの長さになっている。
 ヴィンデルから感じる印象が覇気なら、こちらは退廃といった所か。ただ、その美貌の中でも特に印象深いのが高い知性を感じさせる眼だ。
 既に言うまでもないだろうが、レモン・ブロウニングその人だった。
 いや、その人物がレモンだという事は知っていた。知っていたんだが、その姿を眼にした瞬間その存在に眼を奪われてしまった。
 ……見惚れてしまった、と言ってもいいかもしれない。
 正直、俺がアクセルだけにレモンに惹かれるという可能性は考えていた。だが、それがあくまでも考えていただけだったというのがはっきりしてしまった。
 あるいは、これも歴史の修正力とかそういうものなのだろうか。

「アクセル。彼女が先程言った、シャドウミラーの研究と開発を任せる人物だ。以前ちょっと話題にも出したから覚えているかも知れないが、名前はレモン。レモン・ブロウニング」

 ヴィンデルの声で我に返る。

「そうか。俺はアクセル・アルマーだ。レモン、よろしく頼む」
「ええ、任せておいて頂戴」

 お互いに挨拶をしながら、握手を交わす。

「面通しは済んだな。先程アクセルには言ったが、1週間後にシャドウミラーの初の作戦行動が予定されている。対象は小規模なテロ組織でどちらかと言えば訓練の意味合いが強い。レモンは機体の整備等よろしく頼む。アクセルは搭乗機体を決めておいてくれ。以前話した機体は大体揃えてある」
「分かった。それで今回はヴィンデルは出るのか?」
「そうだな。記念すべき最初の作戦だ。部隊長の私も一緒に出撃した方がいいだろう」
「私は?」

 俺とヴィンデルの会話にレモンが尋ねてくる。
 戦闘要員ではないレモンだが、原作ではエースパイロット級の戦闘力は持っていた筈だ。
 まぁ、エクセレンをベースに強化されて蘇生したんだし素質的には問題無いだろう。

「どうするんだ、アクセル? 特殊処理班の隊長はお前なんだし、お前が決めてくれ」
「そうだな、PTなん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ