第六百七十九話 どら焼きは
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第六百七十九話 どら焼きは
スペインはどら焼きを食べながらロシアに言いました。
「こうしたもんはな」
「普通がだよね」
「一番やな」
何といってもというのです。
「やっぱり」
「そうだよね」
「カマンベールとかな」
「ないよね」
「というかよおそんなん考えたな」
スペインは心から思いました。
「ほんまに」
「そうだよね」
「時分もそういうのあかんやろ」
「どら焼きは好きだよ」
ロシアもです。
「あの味はね」
「それでもやな」
「変な感じだとね」
それこそというのです。
「ケーキじゃなくてシベリアだよ」
「わかりやすいな」
もうそれで納得いくものでした、スペインは自分のどら焼きが普通で心からほっとして食べるのでした。
第六百七十九話 完
2020・8・16
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