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ドリトル先生の野球
第八幕その十一
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「先生、野球ゲームについてですが」
「日本のだね」
「これが凄く面白いみたいなんです」
「どんなタイトルかな」
「実況何とかプロ野球っていいまして」
「面白いんだ」
「そうみたいなんです」
 こう先生にお話します。
「どうやら」
「そういえば僕はゲームはしないね」
「そうですよね」
「どんなゲームもね」
 野球ゲームだけでなくです。
「そうだったよ」
「いつも学問に励んでおられて」
「それでね」
 このことがとにかく大きくて、です。
「ゲームはね」
「されないですね」
「どうもね」
「はい、ですが」
 それでもとです、トミーは先生にお話しました。
「こうしたゲームも文化ですよね」
「そうだよ、貴重なね」
「そうですよね」
「だからやがて日本のゲームについても」
「日本の文化の一つとして」
「研究したいね」
 こう言うのでした。
「そうも考えているよ」
「そうですか」
「そしてね」
「論文にもですね」
「書きたいね」
 こうも考えているというのです。
「やがては」
「ゲームも文化で」
「学問の対象だよ」
「そうなんですね」
「それに」 
 先生はさらにお話しました。
「日本のゲームの面白さはね」
「そのことは、ですね」
「折り紙付きだからね」
「面白いゲームが多いですね」
「だからね」
 それでというのだ。
「研究するには」
「楽しいですね」
「そうなると思うよ」
「そうですか」
「特にね」
「特に?」
「ファミコンの時代のゲームがね」
 こちらがというのです。
「よさそうだね」
「ファミコンですか」
「そう、ファミコンの頃のゲームがだよ」
「確かファミリーコンピューターでしたね」
「正式な名称はね、今のゲーム機の先駆者で」
 そう言っていいものでというのです。
「今から見ると容量もかなり小さくてね」
「ゲームとしてはですか」
「やはり今から見るとかなり小さいというか」
「そうしたゲームばかりですか」
「単純なね、けれどね」
「その単純なゲームがですね」
「物凄く面白いみたいだね」
「そうなんですね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「若し日本のゲームについて研究をしてね」
「論文を書くのならですね」
「その時はね」
「ファミコンのゲームをですか」
「重点的に調べたいね」
「そう考えておられますか」
「一メガもない様なゲームも多くてグラフィックもレベルが低くてというゲームが多かったけれど」 
 それでもといいうのです。
「それがね」
「面白いんですね」
「そうみたいだしね」
 だからだというのです。
「一度研究してみたいね」
「ファミコンのゲームこそですね」
「その頃のゲームこそね
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