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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
XvsZERO
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「アイリスも聞こえていたか。」

ゼロとアイリスは声が聞こえた崖下の方へとゆっくり降りていくとそこに少し大きめの隙間があり、その奥にカプセルがあった。

「Dr.ライト。」

『ウィルスに満ちたこの危険な場所でよく此処まで来れたものじゃ。』

ライトは心配したように言う。ゼロもそれは承知だったが探知機は既に表示がエラーになってしまっていたためどのくらいの濃度なのかは分からなかった。

「そんなにウィルスの汚染度がひどいのですか?」

『無論じゃ。本来ならどんなにウィルス対策をしたレプリロイドでもこんなところにいれば一時間もしないでイレギュラーになってしまうじゃろう。』

ゼロはチラッと後ろにいるアイリスを見る。自分たちがこの空間に来て既に数時間が過ぎている。にもかかわらず自分は愚かアイリスがイレギュラー化する兆候は見られない。むしろランダ・バンダ戦では二人揃って力が徐々に強くなってきていることを感じていたほどだった。

(・・・・・・ここまで来てイレギュラー化しないということはアイリスは最早俺と同類という事か。)

ゼロは、複雑な心境になる。

『ゼロ、ここから先は今までとは比較にならんくらい危険な場所じゃ。このカプセルに入って君の秘められた力を一部解放するんじゃ。』

「秘められた力の一部?」

『ロボットや機械には暴走することを抑えるためにリミッターというものを設けておる。発電機などはエネルギーを作る過程で余分なものを排出するようにじゃ。君の身体を調べた結果、君の身体にはいくつかのプロテクトが設けられていて、そのプロテクトがウィルス汚染で解除されて行くのだが、わしは君の能力を完全に開放するのではなく秘められている力のみを事前に解除し、その破壊プログラムがウィルスによって解除する前にウィルスを能力開放維持のために発散させるという処置を考えたんじゃ。これならば、破壊プログラムが作動せずに能力のみを使うことができる。』

「プログラムの無力化はできないのか?」

『残念だがそのことに関しては難航している。じゃがこの戦いが終わればあのシグマと言えどウィルスによる大規模な災害は起こせないはずじゃ。今は応急処置だがこれが最善の策だ。』

「・・・・そうか。その方法はアイリスにも効きますか?」

『彼女の身体は半分以上君と同じパーツで再構成されておるからな。共通の効果が起こるじゃろう。このカプセルに入るか君たちの判断に任せる。』

そう言うとライトは姿を消す。ゼロは試しにカプセルに入る。すると紅いアーマーが漆黒へ、金髪も銀へと変化して行った。

「・・・・・・カウンターハンター事件で破壊したコピーに似ているな。」

続いてアイリスがカプセルに入ってみる。すると彼女の場合はボディのカラー
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