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オズのケーキ
第六幕その十

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「凄いですね」
「テキパキしていて」
「もう何ていうか」
「プロのメイドさんも真っ青です」
「凄い感じですね」
「本当に凄いですね」
 実際にとです、王子も驚きの目でした。
「プロみたいです」
「ですからこのことは」
「いつもしているからですね」
「はい、ですから」
 それでというのです。
「こうしたこともです」
「出来ていますか」
「はい」
 実際にというのです。
「いつものことなので」
「そのいつものことが」
 それがと言う王子でした。
「生きてくるんですね」
「そうなりますか」
「そうかと。それと」
「それと?」
「何かですね」
 王子はここで森全体を見ました、そしてと言うのでした。
「この森は結構広いですね」
「そうですね、随分と」
 実際にとです、ケーキが見ても思うのでした。
「広くて」
「飾り付けとかも大変ですね」
「クリスマスツリーみたいな飾り付けですが」
 見れば本当にそんな感じです、光る星やボール、色々な有り難いものを吊るしてオズの国の万国旗も飾っています。
 オズの国自体の旗である北が紫東が青南が赤西が黄色で真ん中が緑の旗にオズの国の中にある各国それぞれの旗があります。
 その旗達の万国旗も飾りつつケーキは王子に応えました。
「森が広いので」
「だからですね」
「飾りつけをするにも」
 それもというのです。
「大変ですね」
「ですから」
 周りにいるフェアリーの人達もケーキにお話します、見れば女の子だけでなく男の子もいます。女の子は薔薇そして男の子は菖蒲の花びらで作った服を着ています。女の子はスカートですが男の子はズボンです。
「皆さんが来てくれて嬉しいです」
「一緒に頑張りましょう」
「そして女王様のお誕生日を一緒にお祝いしましょう」
「皆で」
「それでは」 
 ケーキも応えます、そうして一層働きますがここでナターシャが言いました。
「フェアリーの人達もケーキさんもお互い敬語になっていますね」
「そうね、王子も」
「私達との間では普通のままですが」
「それがね」
「そうなっていますね」
「何か自然と」
 口調がというのです。
「そうなってきたのかしら、この森の中で」
「そうなんですね」
「和やかで気持ちが落ち着くから」
 この森の中ではというのです。
「私もフェアリーの人達も」
「だからですか」
「和やかな気持ちになって口調もね」
「そうなっていったんですね」
「そうなの、ただそれは人によるみたいね」
「王様はいつも通りですね」
 リンキティンク王はというのです。
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