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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
マジか・・・・
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もう何度目か分からないやり取りになるが、“神の領域”に引っ張られる俺。
何と言うか………アレだな、会社風に言えば、神様という社長に仕えている派遣社員だな、俺。
並行世界の俺は、何人いるんだろうか………?


「………知りたいか?」


そして、いつも通りに人の心を無断で呼んでくる神(ジイサン)。


「いや、いい。自分の事だから、滞りなく元気にやってんだろ」
「よくわかっておるの。並行世界のお主は色々と凄いぞ」


本当に自分の事はよく分かるから、その“色々と凄い”の部分が把握できてる時点で俺は人間としてアウトだな。


「で? 次ドコよ?」
「……色んな意味で殺りたい放題のぶっ壊れ世界………“学園黙示録”」
「本当にぶっ壊れ世界だな、オイ!!」


あそこか〜、なんというか俺の記憶上、エロしか絡んでなかった気がする。
いや、別にエロはいいのよ?
俺もそれなりに愉しめることが出来るから。ただ、露骨すぎるんだよなぁ。
まー、基本楽しめれば万事OKだし、暴れますか!


「能力は『七夜』と不老不死、お主専用武器はデフォじゃぞ」
「どーも。そんじゃ、追加は『鋼殻のレギオス』のリンテンスの“鋼糸”、剄量はアルシェイラ並みで、それと“王の財宝”と結界魔術の知識を。銃火器の扱いも………って、これはいらないか。自然と身に付いてるし」
「どれもこれもぶっぱじゃな」
「いやいや、あの世界で“鋼糸”はぶっぱの部類に入らないし、マジ無敵武器だろ?」


音を立てずに、<奴等>の首を狩ることが出来るなんて、こんな素晴らしい武器は無いだろ。
それに防壁としても役に立つし、鋼糸一本で鋼鉄を両断出来るんだから、それを壁として貼り巡らせておけば、後は<奴等>が『我よ、先に』と勝手に鋼糸に引っかかってくたばってくれる。
自動裁断機の完成だ。


「………お主、色々と悪い事考えているじゃろ?」
「え、なんで分かったの?」
「お主の顔が凶悪かつ邪悪な表情だったぞ?」


俺は感情が顔に出やすいんだろうか?
まー、悪いことは色々と考えていたよ?
誰を落とす………とかね?


「ああ、あと、伝え忘れていたがお主、<奴等>に噛まれても<奴等>と同じにならないから」
「え、どゆこと?」
「いや、なんか、お主の身体の中に眠っている奴の力が強くて、噛まれて感染してもすぐに“犯(ころ)す”みたいでな。抵抗力MAXみたいなんじゃ」
「便利な身体になったもんだ」


というか、異常過ぎる。


「それと今回は“真紅の執行者”だけではキツイからもう一挺用意してある。『紅』の対になる色……『蒼』じゃ。名は“深蒼の断罪者”、こちらも長銃タイプで今回はマガジンタイプ。装填数は十発、さらに予備マガジンが各二
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