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新ヘタリア学園
第六百四十七話  やばい敵だった

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第六百四十七話  やばい敵だった
 向かうところ敵なしのトルコはアジア、ヨーロッパ、アフリカに跨る超大国になりました。ですが。
 トルコはその中である国のことを思い出して言いました。
「ワラキアは最悪だったな」
「でしたね」
「あんな酷い国はなかったです」
「征服はしましたが」
「それでもですね」
「ああ、あいつの上司がな」 
 それこそというのです。
「とんでもなかったな」
「全くですね」
「もう何といいますか」
「あそこまで残虐ですと」
「イスラムじゃあそこまでの奴はいねえぜ」
 コーランにあることしかしないです。
「到底な」
「ああしたことはあちらでは普通とのことですが」
「それでもですね」
「あれはないですね」
「幾ら何でも」
 そのワラキアとの戦いのことを思い出すのでした、それはコンスタンティノープルを陥落させて暫く後のことでした。


第六百四十七話   完


                  2020・7・31

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