第六百四十二話 強過ぎた
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第六百四十二話 強過ぎた
ルーマニアはブルガリアにかつてのトルコについて言いました。
「鬼だったずらな」
「戦場では無敵だったね」
「普段はかなり寛容だったけれど」
戦場を離れたトルコは穏健でした。
「それでもね」
「数は多くて技術力もあってずら」
「鉄砲や大砲も持っていてね」
「手も足も出なかったずら」
「けれど君の上司の人は」
「奮戦したずらか」
「そうだったよね」
「無茶苦茶残虐な人だったずらがな」
このことは今も言われています。
「それでも戦争は強かったずら」
「それで勝ったよね」
「けれど最後はおいらもずら」
トルコの軍門に降ることになりました。
「本当にどうにもならなかったずら」
「あの時のトルコは強過ぎたね」
「歯が立たなかったずら」
まさに東欧の覇者でした、そしてメソポタミアでも北アフリカでもそうだったのですから物凄いものがありました。
第六百四十二話 完
2020・7・28
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