第六百三十九話 遂に陥落
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第六百三十九話 遂に陥落
船に陸地を渡らせる、この思いも寄らない奇襲で戦局は完全にトルコのものになりました。しかも大軍と大砲もあったので。
三重の城壁も破られました、そしてでした。
コンスタンティノープルは陥落しました、上司の人はここで言いました。
「これでだ」
「この街は俺のものになったねい」
「そうだ、そしてこの街をイスタンプールと改称し」
こうトルコに言います。
「都とする」
「言っていた通りにするんだな」
「この街からだ」
トルコの上司の人はさらに言いました。
「より勢力を拡大していくぞ」
「欧州にアジアにだな」
「アフリカにだ、かつてのアッバース朝の様にだ」
あの大帝国の様にというのです。
「イスラムの大帝国を築くぞ」
「そうするんだねい」
「いいな」
「ああ、俺もやってやるぜ」
トルコは笑顔で応えました。
コンスタンティノープルが遂に陥落しました、このことはトルコの覇業が本格的にはじまった出来事でもありました。
第六百三十九話 完
2020・7・27
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