第六百三十四話 大砲に加えて
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第六百三十四話 大砲に加えて
トルコは圧倒的な数で戦って勝ってきました、ですが勿論それだけで勝ち進める筈がありませんでした。
「やはりですね」
「おう、大砲とな」
「鉄砲ですね」
「おめえさんも鉄砲使ってたな」
トルコは日本に笑って言いました。
「それと同じでい」
「イエニチェリの方々が武装されていましたね」
「ああ、この二つにな」
さらにです。
「工兵もあったしな」
「そうしたもので戦ってですね」
「勝ってきたんでい」
数に加えてです。
「あの時の俺は本当に敵なしだったな」
「大砲に鉄砲、工兵と」
「海軍も強かったしな」
「そうして大帝国になっていましたね」
「ああ、出来ればな」
トルコは笑ってこうも言いました。
「ローマもってな」
「それは壮大ですね」
どうも本気で思っていたみたいです、その大砲に鉄砲の力で。
第六百三十四話 完
2020・7・24
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