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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第二百七十七話 期末テストを前にしてその四

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「それは」
「そうですよね」
「そうでなければです」
「プロでないとですね」
「儲かるものではありません」
「そうですよね」
「麻雀でもお店をしている方がです」
 こちらの方がというのだ。
「儲かります」
「麻雀をするよりも」
「お店はよく雀士の方が経営されています」
 つまりプロの人達がだ。
「そうしていますので」
「だからですね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「ギャンブルで生きたいのなら」
「興行主になることですか」
「そうです」
「それが一番ですね」
「はい、そして止様は親にもです」 
 つまり興行主になることもというのだ。
「ないです」
「よく裏の人達が関わってますね」
「世の常ですね」
「そうですよね」
「昔よくお寺や神社で行われていました」
 その境内や本堂でだ。
「そこには奉行所は入られないので」
「江戸時代ではですね」
「寺社奉行の管轄でしたが」
 お寺や神社はそうだった、だから奉行所も中々介入出来ずそこにヤクザ屋さんが入っていったのだ。
「そこで賭場を開いて」
「あとお祭りのテキ屋さんもですね」
「そちらもですね」
「お寺や神社にみかじめ料払ってでしたね」
「本堂や境内を借りて」
 そのうえでだ。
「賭場を開いていました」
「そうしていましたね」
「京都ではお公家さんのお屋敷でもしていました」
 賭場を開いていたのだ。
「それで丁半や花札をしていました」
「それで実はお公家さんは怖かったんですよね」
「岩倉具視卿も」
「あの人は特に凄かったんですよね」
「下手なヤクザ屋さんよりも怖かったとか」
「そうだったみたいですね」
「そうした世界でした」
 ギャンブルの世界はというのだ。
「それで、です」
「ヤクザ屋さんが関わっていて」
「儲けていました」
「他の世界でもですね」
「ギャンブルと風俗、そして人足斡旋等は」
 最後は今で言うと人材派遣になる。
「そちらの筋の人の世界でした」
「あとスポーツとかの興行もですね」
「プロレスも。芸能界にも関わっていましたし」
「色々関わっていましたね」
「今ではかなり縮小しています」
 ヤクザ屋さんが関わっている世界はだ。
「芸能界もスポーツの興行も」
「それで人足の斡旋もですね」
「ギャンブルと風俗はまだ完全に、とはいかない様ですが」
 それでもというのだ。
「かなり減っていて」
「それでヤクザ屋さん自体もですね」
「少なくとも我が国ではです」
 日本ではだ。
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