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ドリトル先生の競馬
第十二幕その三

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「これで、ですね」
「大丈夫だね」
「皆でそうお話しています」
「そうだよ、皆いい感じで太ってきていて」
「冬もですね」
「乗り越えられるし」
 それにと言う先生でした。
「いいことだよ」
「そう皆でお話しています」
「適度に太っていないと」
「馬はよくないですね」
「冬はね、ただ」
 先生は皆にこうもお話しました。
「それがわかっていない人もいるね」
「わかっていないっていいますと」
「馬も人も痩せ過ぎていたら」
 それならというのです。
「よくないからね」
「むしろ適度に太っている方がいいですね」
「だから秋に馬が太ってもね」
「いいんですね」
「競技も終わったなら」
「余計にですね」
「太ってもらうことだよ」 
 そうあっていいというのです。
「何でもかんでも痩せるのがいいっていうことは」
「問題ですね」
「そうだよ、よくダイエットに夢中になって」
「身体がボロボロになる人がいますね」
「その人達は」
 本当にというのです。
「よくないよ」
「そうですよね」
「僕も太っているけれど」
 先生は笑ってご自身のこともお話しました。
「これでも適度で健康であるから」
「いいですね」
「そう思っているよ」
「そうですよね」
「だからね」 
 それでというのです。
「馬達はね」
「今は太っていいですね」
「そうだよ」
 こう言うのでした、そしてです。
 ホフマン君とのお話の後で皆と乗馬の練習を見ていきます、そこで目を細めさせてこうしたことを言うのでした。
「皆いい太り方で何よりだよ」
「そうだね、健康的なね」
 トートーが先生に答えました。
「太り方だね」
「よく食べてよく運動して」
 それでと言ったのはガブガブでした。
「それでだからね」
「そんな感じだから」
 本当にと言ったホワイティでした。
「先生も太鼓判を押すね」
「これなら冬も大丈夫よ」
 ポリネシアも明るい言葉になっています。
「もうそれこそ」
「何でもかんでも痩せていたらいいか」
「本当にそれは違うから」
 チープサイドの家族も言います。
「痩せ過ぎだと身体に悪いし」
「冬も厳しいから」
「しっかり食べてしっかり運動して太るならよし」
 老馬は同じ馬として言いました。
「適度な脂肪がつくことは」
「そりゃ極端な肥満は駄目にしても」
 ダブダブもこのことはわかっています。
「適度ならいいしね」
「僕達は皆程々だしね」
 適度な太り方とです、チーチーは言いました。
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