第六百十話 無敵どころか
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第六百十話 無敵どころか
ロシアは今年の阪神を観て大阪に言いました。
「期待以上だね」
「ネタって意味で、ですか」
「うん、まだはじまって二十試合位なのにね」
シーズン序盤だというのにです。
「物凄い展開になってるね」
「最初からですか」
「いきなり巨人に三連敗ってね」
阪神の今年はここからはじまりました。
「そして助っ人の人が打たなかったりね」
「サヨナラホームランとかですか」
「負けても勝ってもネタになるのがね」
本当にというのです。
「阪神だね」
「楽しめるチームですか」
「凄くね、そうした意味ではいいチームだけれど」
それでもというのです。
「無敗とか無敵とかね」
「そういうのと縁があったことは二リーグ制からないですわ」
「つまり黄金時代ないんだね」
「一年だけありました」
それがあの昭和六十年でした、この時は阪神は無敵だったかも知れないですが一年だけのことでした。
第六百十話 完
2020・7・12
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