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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
ブリキンホテルへようこそ
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マイマインが指をさす方角を見ると砂浜の向こうから一台の車がこちらに向かって走ってきた。だが、運転席には誰も乗っていない。

「自動操縦かのう?でも、まるでブリキの玩具じゃ。」

コレクションを集めているためケインは一目で車がブリキだと見抜く。尤も後ろにねじ回しが付いている時点でバレバレだが。

「乗ってみましょう。」

四人は早速車に乗る。

「このハンドルも飾りか・・・・・・!」

四人が乗ったのを確認したのか車は北方向に向かって走り出す。

「それにしても随分よくできた車じゃのう。儂の家に一台でもいいからこういうのが欲しいわい。」

「手入れはどうするんですか。手入れは・・・・・」

マイマインにツッコまれながらも四人を乗せた車は進んで行き、やがて大きい建物が見えてきた。

「あれは・・・・・・ホテル?」

「あぁ!?」

「どうしたの?ケインおじいさん。」

「あのホテルじゃ!夜見たあのホテルがそのまんま目の前にある!?」

「えっ?」

車はホテルの前に止まり最上階まで見上げてみる。

「やっぱりそうじゃ。ここで間違いない。」

「ドラえもん、この階段変な音するよ?」

「もしかしてこのホテル全体がブリキ製?」

「そうか!ここがブリキンホテルじゃったのか!あれは夢じゃなかったのか!にょほほ〜!!」

ケインは夢でないことが分かり思わずはしゃぎながら入り口まで行く。

「すみません。予約したケインというものじゃが・・・・・ん?鍵がかかっておる。」

ケインはドアノブを引こうとして気が付く。

「ふむ・・・・・・まさか休みか?」

「あっ、じゃあ、これはどうです?」

マイマインはトランクを開けたときの鍵を出す。よく見ると鍵穴と型が合っていた。

「ふむ・・・・・まさか貸し切りというものなのかもしれん。どれどれ・・・・・・」

ケインは、鍵を差し込んでみる。すると鍵は呆気なく開いた。

「おぉ!!開きよったぞ!」

ドアを開けて入ってみると中は真っ暗で何も見えない。

「こんにちは!」

「どなたかいませんか?」

「あの〜予約していたケイン一行です。」

「留守なのかのう?お〜い〜、誰かおらんのか?」

その直後四人の目の前が眩く光った。

「「「「うわぁあぁあ!?」」」」

四人は思わず目を閉じるが目を開くと目の前には楽器で演奏をする小型ロボットたち、支配人と思われる執事型ロボット、ピエロとウサギ(?)をモチーフにしたロボットがいた。

「いらっしゃいませ。」

「ケイン様御一行」

「お待ちしておりました!」

「ブリキンホテルへようこそ!」

「「「「・・・・・・・」」」」


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