暁 〜小説投稿サイト〜
曇天に哭く修羅
第三部
主義主張 4
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
だの作業。

勝つ為には正しいのだろうが。


(勝てなくて当然なのかもしれない。想いも繋がりも捨てず、余計なことを考え濁った俺が、闘技者の鑑みたいになった佐々木に負けても何ら不思議じゃないのかもしれない。けど俺は───)


負けたくない。

それでも諦められないから。

繋がりを捨てる者と捨てない者。

捨てない方が強い。


「捨てちゃならないことを教える。その為には勝つしかないんだ」

『それで良い。よく言った』


紫闇の耳に《永遠(とわ)レイア》の声。


『少し力を解放する』


観客の声援が届く。

会場が一つになってシアンコールを叫ぶ。

力が漲ってきた。


(これが人と繋がる力。負けたら否定されてしまう。間違っていると証明される)


絶対に嫌だ。


「門を開けバケモノ。レイアさん、力を貸してくれ。佐々木に絆を取り戻す為に」

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ