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八条学園騒動記
第五百七十一話 差し入れその一

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                差し入れ
 レミはネロ達のところに来て笑顔で言ってきた。
「セーラがオッケー出したメニューだけれど」
「ああ、そのケーキも」
「そう、それで三人共どう?」 
 ネロ達に笑顔で誘いをかけた。
「食べる?」
「また随分多いね」
 マルティはそのケーキ達を見て言った。
「普通のケーキにホットケーキに」
「そうでしょ」
「バウンドケーキもあるし」
 それにとだ、マルティはさらに言った。
「ロシアのケーキもあるね」
「これ全部よ」
「セーラが出せるって言ったものだね」
「そうなのよ、さっきまで私が食べてたけれど」
「食べきれなくなったとか」
「実はね」
 食べているうちにそうなったというのだ。
「これがね」
「それでもまだあって」
「それでね」
「僕達にもなんだ」
「お裾分けね、ただね」
「ただっていうと」
「差し入れってことにしてくれるかしら」
 こう三人に言うのだった。
「これは」
「何で差し入れの方がいいのかな」
「だってお裾分けだと」
 この場合はとだ、レミはバツの悪そうな顔で述べた。
「何か私が一人占めしてるみたいでね」
「嫌なんだ」
「だからね」
「ここはだね」
「差し入れってことでね」
「考えて欲しいんだ」
「お願い出来るかしら」
「別にね」
 どうかとだ、マルティはあっさりとした口調で答えた。
「そんなことは気にしないから」
「そうそう、僕だってね」
「私もよ」
 ネロも七海もこう言った。
「別にね」
「そんなこと気にしないよ」
「それどころか食べられるなら」
「大歓迎だよ」
「そうなのね、さっきまで試食担当してたけれど」
 これがというのだ。
「量が多過ぎて」
「流石にだね」
「もう無理ってなったのよ」
 またマルティに話した。
「それで皆にもってなったの」
「試食も量が多いと大変だね」
 マルティもその話を聞いて頷いた。
「それはね」
「わかるでしょ」
「食べ過ぎるとね」
「そう、それが今の私なのよ」
 レミは苦笑いで述べた。
「正直言って」
「うん、じゃあ僕達もね」
「食べてくれるわね」
「喜んで」
 これがマルティの返事だった。
「そうさせてもらうよ」
「それじゃあね」
「さて、じゃあね」
 ネロも言ってきた。
「今から」
「そうしてね」
 レミは笑顔で応えた、そしてだった。
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