第五百九十九話 かくしてエルサレムは
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第五百九十九話 かくしてエルサレムは
リチャードさんはエルサレムを前にして補給が心配とのことで撤退しました、サラディンさんはその状況を見てエジプトに言いました。
「これでだ」
「エルサレムは救われた」
「そうなった、後はだ」
「この辺りのキリスト教の国を倒す」
「そうしていく」
これからの戦略もお話します。
「そして中近東を再び我々のものにする」
「これからは」
「また来ると思うが」
十字軍はです。
「いいな」
「わかった、なら」
「これからも戦っていく」
サラディンさんはこう言いました、そして実際にです。
十字軍はまた来ると言われていましたが。
ふとです、エジプトは東からのお話を聞きました。
「モンゴル?」
「はい、何かです」
「とんでもない国が出て来たとか」
十字軍だけではありませんでした、むしろ彼等よりも遥かに恐ろしい国がイスラム社会に迫ろうとしていました。
第五百九十九話 完
2020・7・7
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