第五百七十九話 ペルシャの子供
[8]前話 [2]次話
第五百七十九話 ペルシャの子供
トルコはまだこの時子供でした、ですがセルジュク朝の上司の人が連れて来た子供を見てそれで上司の人に尋ねました。
「あれは誰でい」
「ペルシャの子供だ」
「ああ、ササン朝のかい」
「ペルシャは引退してだ」
そしてというのです。
「余生を過ごすそうだが」
「あの人も色々あったんだよな」
「何かとな」
それこそアケメネス朝の頃からです。
「不死身の様に頑張ってきたが」
「イスラム教になって引退したんだな」
「そしてお前はペルシャの子供と共にだ」
「やってくんだな」
「そうなる、いいな」
「わかったぜ」
トルコは元気よく答えました。
「ならあいつとは家族だな」
「そうなる、しかし」
ここで上司の人はこうも言いました。
「仮面はお洒落か」
「そうでい」
この時からトルコは仮面を被っていました、もう既にお洒落を知っていたのです。
第五百七十九話 完
2020・6・27
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ