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おぢばにおかえり
第五十九話 先輩と神戸でその四

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「というかそんなことされた人が気になるわ」
「どうなってるか」
「天理高校卒業してから今は京都の方の大学に通ってるそうよ」
 このことはこの前聞きました。
「どうもね」
「大学通ってるの」
「そうなの」
「そうみたいよ、ただどうも性格変わったみたいだから」
 先輩と他の人達にそういうことをされたせいなのは私も想像がつきます、その人のお名前もお顔も知らないですが。
「暗くなったそうよ」
「そりゃそうなるわよ」
「というか人の性格変わるまでのことする人って」
「やっぱり会いたくないわよ」
「怖いから」
「そこまで言うならね」
 私としてもでした。
「仕方ないわね」
「そういうことでね」
「もうね」
「ええ、いいわ」
 折角でしたけれど。私としては妹達にも会って欲しいですが。
「それでね」
「それでもお姉ちゃんにはいい人みたいだし」
「今日も楽しみよね」
「だったら会ってきてね」
「そうして楽しんできてね」
 先輩と二人で遊びに行くこと自体は賛成でした、このことはお父さんお母さんも大石さんも同じでした、ですが妹達の言葉がどうしても気になってです。
 私はスカートに着替えてメイクもして髪の毛も整えてからでした、先輩との待ち合わせ場所に行きました。
 そして先輩とお会いするとでした。先輩はとても上品なロングスカートにブラウスの上にシャツという服装でした。全体的に白い服でした。
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