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神機楼戦記オクトメディウム
第13話 果てしなき闘い
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『作戦会議』を行った千影、姫子、泉美の三人。そして、それから数日の時が経ったのであった。
 そして、三人は今日のこの日もいつも通り高校へと通っていたのである。
 その後、無事にその日のノルマの授業も終わり、後は放課後にそれぞれの生徒がそれぞれの時間を過ごすべく散り散りになっていたのだ。
 それは、千影達も例外ではなかったのである。
「それじゃあね、千影ちゃん、泉美ちゃん♪」
「ええ、姫子もまたね」
「私からも同じね」
 元気に別れの挨拶を姫子と二人は交わし、彼女を快く見送る姿勢を見せる。
 だが、今回の場合は普段の別れとは幾分違うものであるのであり、その事に千影は触れる。
「姫子、そっちの方は頼んだわよ」
「任せておいて♪」
 意味ありげな千影の物言いにも、姫子は意気揚々と返して、たっぷりのボリュームの胸を張るのであった。その瞬間に千影に嫉妬の炎が燃えてしまうのもいつもの事であるのだった。
 ともあれ、それでも千影は姫子の事を信頼しているのだ。殊更、今回の作戦にはその信頼がすこぶる高くなければ成立しないものがあるのであった。
 対して、姫子も千影達へと言葉を返していく。
「千影ちゃん達の方も頼んだよ。まあ、千影ちゃんと泉美ちゃんの二人がいれば問題ないとは思うけど……」
「ありがとう」
 献身的に千影と泉美の事を評価する姫子に対し、二人ともその心意気に有難い心持ちとなるのであった。
 このようにして、いよいよ姫子は二人とは別行動を開始するのだ。
 そして、彼女を見送った二人は気を引き締め直して向き合う。
「姫子は行ったようね」
「ええ、だからこっちはこっちで頑張りましょう♪」
 真剣な面持ちでそう言う千影に対し、泉美は余り彼女を気張らせないように宥めるような口調で言うのであった。
 しかし、ここで二人にはある問題が発生するのだ。
「あなたが推測した『敵の襲撃時間』まで、まだ時間があるわね」
「ええ、そうね」
 千影の指摘に、泉美も同意する所であるのだった。
 泉美が推測した敵の襲撃のタイミングとは、相手方が最も気が緩む時間帯を狙うだろうと踏んでの事なのであった。
 それは、まず一日の終わりを告げる夕刻時である。加えて、ほとんどの者、殊更ほとんどの学生が次の日が休日となる『金曜日の夕方』これこそが敵が狙うだろう絶好の機会であるだろうという事である。
 だが、まだ日は空に上がっており、泉美が予測する敵の襲撃にはまだ時間があるという訳であるのだった。
 そのような話を、今しがた二人はトイレの中で話し合っていたのである。
 無論、女子同士であるが為に二人仲良く立ち小便などという『友情を育む儀式』などは出来なかったのであるが、それでもこの禁断の聖域にて一緒に話をするのは実に心弾むものがあるのであり、それは女子で
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