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新ヘタリア学園
第五百五十四話  大阪といっても

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第五百五十四話  大阪といっても
 イタリアは織田作之助の作品を読み続けながら日本に言いました。
「関西弁で喋ってるね、皆」
「舞台が大阪ですし」
 日本も答えます。
「それにです」
「作者さんが大坂の人だしね」
「生まれも育ちも暮らしもですから」
 一時期東京にいたことはあります。
「ですから」
「それで、だよね」
「関西弁が普通に出ています」
「そうだね、ただ吉本とかあの野党の女性議員の人のと違うね」
「吉本はネタでやっていますので」
 それでというのです。
「そして議員の方は」
「悪口言ったら撃ち殺すって言う様な人だと」
「そういうことです」
 お察し下さいというのです。
「本来の関西弁は違います」
「吉本のものより穏やかだね」
「左様です」
 吉本のものは河内弁を汚くした感じです、織田作之助は本来の自然な関西弁と言っていいでしょうか。


第五百五十四話   完


                   2020・6・14

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