暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0020話
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。教官には話を通してあるから明日には日本へ向かうように」
「……了解」

 不承不承頷く。
 確かにそのお偉いさんの心配はもっともだからだ。
 俺だって、自分の肝入りで作った部隊の実行部隊の隊長が経験も何もない士官学校の生徒だったらまず納得は出来ない。
 と言うか、条件付きとは言えそのお偉いさんに納得させたヴィンデルの政治手腕がとんでもないな。

「分かってると思うが、お前がこの任務を失敗したら私の面目も丸潰れ。シャドウミラーも無かった事になりかねん。絶対に成功させるように」
「おいおい、そこは安心させる為に任務の結果はともかく、生きて帰れとか言う場面じゃないのか?」
「ふん、お前が死ぬなんてちょっと想像出来ないがな」
「ま、やるだけやってみるよ。成功の報告を楽しみに待っていてくれ」

 幸い俺にはスライムや精神コマンドというアドバンテージがある。PT相手ならともかく、人間相手にそうそう後れを取る事は無いだろう。
 ……そう考えると、PT使用不可というのは逆にチャンスだったりするのかもしれないな。
 それに、対象は特脳研。つまりはT-LINKシステムに関する情報が大量に置いてあるのは間違い無しだ。折角念動力を手に入れたんだし、その辺の資料は是非欲しい。
 なにせ、T-LINKシステム搭載機はかなりのレア物であり欲しいと言えばすぐに貰えるような機体ではないのだ。
 もし上手い具合にT-LINKシステム搭載機を手に入れられたとしても、念動力を持ってると言う事で念動力を持っていないライの代わりにSRXチームに引っ張られたりするのは御免だ。
 ……あれ? そう言えばこっちの世界ではSRXチームはあるけどリュウセイ、ライ、アヤの3人が所属してたんだっけ?
 まぁ、SRXチームに所属する気がない以上機体はともかくメンバーの方にはあまり興味ないのだが。
 そんな通信のあった翌日、ジュネーブから日本の伊豆基地へと向かうタウゼントフェスラーに乗り込み、夜になるまで時間を潰して現在は特脳研の前にいる、と。





 特脳研自体はそれ程大きな建物じゃない。それこそ、建物の大きさで言えばジュネーブ士官学校の方が余程大きい。
 規模として見れば、時流エンジン研究所と殆ど変わらない位だ。
 ただ、研究の関係上研究所自体が高さ3m程の大きな壁で囲まれている。
 普通に潜入するのならこの壁を乗り越えたりするのだが、赤外線感知が可能な暗視装置によると壁の上には赤外線が張り巡らされている。

「ま、俺には関係ないんだけどな」

 空間倉庫からスライムを伸ばし、壁を吸収させ人間大の穴を開ける。
 ……そういえば、スライムを出したのは何ヶ月ぶりだろうか。
 寮生活で共同生活をしている以上、チート能力を使っては見られる可能性が高
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