第五百四十七話 大軍で攻めても
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第五百四十七話 大軍で攻めても
ローマは驚愕しました、何とです。
両翼にあったカルタゴ軍の騎兵が後ろに回り込んできました、それを見て思わず叫んでしまいました。
「さっきうちの両翼の騎兵を破った連中か!」
「その連中が後ろに来ました!」
「回り込んできました!」
「前と左右も囲まれています!」
「完全に囲まれました!」
「これはまずいぞ!」
ローマは瞬時に悟りました。
「全滅するぞ!」
「まさか騎兵隊をこう使うとは」
「カルタゴ恐るべきですね」
「とりあえずこの戦いは負けですね」
「もう間違いないですね」
「ああ、騎兵隊にはああした使い方があるのかよ」
愕然として言うローマでした、そして。
ローマは戦の後で言いました。
「いや、騎兵隊って怖いな」
「全くだな」
上司の人は真っ青になっています。
ローマは騎兵隊を重視していませんでした、ですが今その恐ろしさを知って愕然となっているのでした。
第五百四十七話 完
2020・6・11
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