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死炎使いのヒーローアカデミア
僕のお爺ちゃん
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んだ!!撃ち殺せ!!」

そう言って、ヴィラン達が一斉にお爺ちゃんに向けて銃を乱射する。

「お爺ちゃん!!」

「大丈夫よ。ツナ君はアレ位じゃあ傷1つつかないから。」

其を見て、僕は悲痛な声を上げるが、お婆ちゃんは至って普通に微笑みながら、僕の頭を撫でて来るので、もう一度、お爺ちゃんの方を見ると、お爺ちゃんが指にはめた指輪から電気を出して、無傷で銃弾を防いだ姿があった。

「だ、ダメだ!!にげ…「おっと逃がさないぜ!!時雨蒼燕流攻式八の型!!『篠突く雨』!!」」

「逃がすかよ!!『フレームアロー』!!」

銃弾が効かないことに動揺したヴィランが逃走を初めようとするが、それよりも速く現れた隼人おじさんともう1人のスーツ姿の男性により気絶させられる。

「ふう。10代目、すみません。」

「ツナ、悪かったな。家族団欒の時を邪魔して。」

「大丈夫だよ。それより怪我をした人がいないかの確認と必要ならお兄さんも呼んで治療を。それから警察に連絡。犯人の引き渡しを行うように。それからバジルに連絡して、マスター達に店の再建迄の生活補助を行う様に連絡して。」

「おう!!」

「了解です!!」

さっき迄の眉間にシワを寄せた顔とは違い、真剣な顔で隼人おじさん達に指示を出したお爺ちゃんは休む事なく、自分も怪我をした人がいないかの確認や、治療も行っていく。

「ねえお婆ちゃん。何でお爺ちゃんは戦う時、眉間にシワを寄せながら戦うの?」

「ツナ君はね本当は戦うのが嫌いなの。だから眉間にシワを寄せて、祈るように拳をふるうの。誰かが傷付きませんように、戦いが無くなりますようにと思いながら。それが貴方のお爺ちゃん、ツナ君のヒーローとしての在り方なの。」

お婆ちゃんの説明を聞き、もう一度お爺ちゃんを見て、僕はお爺ちゃんが本当に心優しい自慢のヒーローで、オールマイトとは違った目指すべきヒーローだと、思うのだった。
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