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ドリトル先生の競馬
第五幕その三

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「日本のこの地域色もいいね」
「食文化のそのことも」
「これまで日本のあちこち歩いて見てきたけれど」
「そういうことも面白くてね」
「いい学問が出来ているね」
「そう、こうしたものを知ることも」
 先生はしみじみとなった皆にお話しました。
「学問だよ」
「美味しい学問だね、それで関西の中でも」
 王子は今はたこ焼きを食べています、そうして言うのでした。
「大阪のことだね」
「うん、大阪からはじまったことだよ」
「実際にそうだね」
「大阪の食文化は素敵なものでね」
「いか焼きも二つあるんだね」
「お好み焼きや焼きそばも有名だし」
 先生はそちらも見ています、いか焼きやたこ焼きと一緒に置いているそれを。
「そしてたこ焼きも生んでいるしね」
「大阪名物の一つだしね」
「こんな美味しい蛸のお料理あるなんてね」
「やっぱりいいよね」
「幾らでも食べられるし」
「おやつにもいいし」
「僕も大好きだよ、こうして食べて」
 そしてというのです。
「楽しもうね」
「それじゃあね」
「どんどん食べて」
「そうしてね」
「楽しく遊ぼうね」
「そう、そして」
 それにと言った先生でした、そのたこ焼きをさらに食べながら。
「もうそろそろだよ」
「あっ、花火」
「花火もあるね」
「じゃあ花火も楽しんで」
「素敵に楽しもうね」
「是非ね」
 こうしたお話をしていると、でした。
 先生達は花火が打ち上げられるのを見ました、するとです。
 花火は次から次から打ち上げられそうして夜空に大輪が咲きました。赤や青、黄色に白に緑の様々な色の花々は咲きます。
 その花達を見てです、先生は言うのでした。
「いいね」
「そうだよね」
「遂にはじまったね」
「次から次に打ち上げられて」
「夜空を飾るね」
「これを見ていると」
「日本の夏だって思うよね」
 こう言うのでした、そしてです。
 動物の皆も花火を見ます、そうして楽しんでいます。先生も同じでそれで微笑んでいますがその中で。
 ここで、です。先生は言いました。
「花火を見て美味しいものを飲んで食べる」
「それはだね」
「うん、日本の夏だよ」
 王子にも答えます。
「まさにね」
「そうだよね」
「日本の夏の中にいたら」
「こうしてだね」
「お祭りに出てね」
 そうしてというのです。
「お酒を飲んで」
「出店のものを食べて」
「そしてね」
 それでというのです。
「楽しむんだよ」
「そうするんだね」
「そうだよ」
「そういえば先生は」
 王子はここでこうも言いました。
「お祭りも文化だって言うよね」
「うん、実際にね」
「お祭りも文化だね」
「そして宗教行事でもあるよ」
 その意味もあるというのです。
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