第二章
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「そうだったけれどね」
「凄い食べるからな」
「そうよね、だからね」
退院して家に来てガツガツと食べている、最初にチキンのドッグフード獣医が大丈夫と言ったそれを食べさせるとアレルギーもなかったのでそれだけをやっている。何でも入院していた時も食欲王氏絵だったらしい。
「マルなのね」
「ああ、ただ太りやすい体質みたいだし」
「お散歩はじっくりね」
「長い時間長い距離をな」
「歩かないとね」
「ウ〜〜〜〜〜・・・・・・」
マルと名付けられた犬は最初は二人を警戒していた、それで唸り声をあげたが。
すぐに懐いていき楽しい生活がはじまった、だが。
マルのアトピーは治らず酷くなる時もあった、マルはやたら身体を掻き身体には抜け毛だけでなく傷も増えていった。
夫婦はそれを見てマルのことが心配でならなかった、だが。
その中で獣医からの診断結果を聞いて愕然となった。
「人間のですか」
「アレルギーですか」
「はい、人の肌や垢、フケに反応して」
獣医は病院にマルと一緒に来た二人に話した。
「それでです」
「こうなるんですか」
「アトピーになりますか」
「そうです」
沈痛な声での返事だった。
「非常に珍しい事例ですが」
「人そのものにアレルギーがあったら」
どうかとだ、由美はこの世の終わりの様な顔になって言った。
「もう」
「飼えないですか」
「そうですよね」
「方法はあります」
獣医は由美にこう答えた。
「それでも」
「そうですか」
「はい、直接手を触れないで」
それでというのだ。
「身体も部屋も清潔にすれば」
「それで、ですか」
「はい、アレルギーはなくなります」
「そうですか」
「ですから」
獣医は由美そして武にさらに話した。
「飼うことは出来ます」
「かなり注意すればですね」
「それは出来ます」
「わかりました」
武が応えた、そしてだった。
二人はマルと一緒に家に帰ってだった、そのうえで。
これからどうするかじっくりと話した、武は由美にリビングで真剣な顔で話した。
「これからマルを触る時はビニールの手袋を付けよう」
「直接手に触れない様にして」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「お部屋はいつも奇麗に掃除して」
「フケや垢がない様にして」
「僕達は毎日風呂に入ってるし」
「元々奇麗にしてるし」
「後はお部屋もそうして」
奇麗にしてというのだ。
「マスクもしてね」
「唾液も危ないのよね」
「人自体がそうならね」
「それじゃあ」
「ええ、そうしていって」
そしてというのだ。
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