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提督はBarにいる。
艦娘とスイーツと提督と・EX6
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胞分裂の活性化等の艦娘として必要な能力をもたらす。その代価として妊娠する能力をほぼ喪ってしまう。それもそのはず、妊娠すれば戦線からの離脱は免れないのだから戦う事を優先すべき艦娘には不必要な能力のハズなのだ。だが、妖精さんに言わせると違うらしい。

『かんむすさんはせんとうかんであるまえにじょせいでありますから』

『いとしいだんせいのこどもをはらみたいとおもうのはせいぶつとしてとうぜんのことです』

『ですがそれはせんとうかんとしてのつとめをはたしてからでもおそくねーです』

 ……という事だそうだ。実際、戦いを重ねて錬度が上昇すると子宮内膜と核玉の癒合がすすみ、ケッコン出来る錬度に達するとほぼ身体の一部と言っても可笑しくない位には体内に取り込まれるらしい、という事が研究の結果判明している。つまりはケッコン出来るレベルまで達していれば、妖精さんからも十分に務めを果たしたとお許しが出るらしい。それでもケッコン出来るレベルまで達した艦娘というのは強大な戦力だから、戦線離脱はして欲しくないという心理的プレッシャーからか妊娠率は普通の女性に比べれば極端に低いんだがな。

「でもさぁ、明石さんがウチの妖精さんと妊娠しやすくなる薬作ってるって聞いたけど?」

「あぁ、艦娘達で作る権利団体……っつーか労働組合に近いのか?アレは。そこからも資金提供受けてな」

「何でまたそんな所からお金が出てんの?おかしくない?」

「俺みたいに艦娘とガチの結婚する提督も珍しくなくなってきてんのさ。そうなりゃ当然子供が欲しくなる奴が出てきてもおかしくないだろ?」

 だが、そう願っても艦娘が妊娠する確率は自然に任せておいてはほぼ0だ。その為に排卵誘発剤等の薬が在るわけだが、いかんせん艦娘になった時点で人間用の薬は効果が薄い。その為に艦娘用の薬を開発する必要があるのだが、作るための技術も設備も中小規模の鎮守府には無きに等しい。大規模な鎮守府でもそんな事にかまけているだけの余裕がある所は少ないだろう。

「あ、そっか。だからウチなのか」

「そういうことだ」

 対してウチは本土の連中に嫌味を言われる程度には戦力に余裕があるし、薬を開発するだけの設備も技術もある。ついでにいうならウチの淫乱ピンクなら喜んで研究するだろう……自分が使いたいだろうし。何より、確保が大変だろう『艦娘の治験協力者』が大量に確保できる可能性が高いのも、ウチで研究開発するメリットと言えるだろう。

「って、結局私の質問の答えになってなくない?」

「バッカお前、排卵誘発したって種付けなきゃ意味ねぇだろうが」

 今度は衣笠がコーヒー噴いた。




「汚ねぇなぁ、噴き出すとか止めろよ」

「ちょ、提督がいきなり変なこと言うからでしょ!?」

「変
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