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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第78話
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同日、PM8:10――――――

〜ロゼのアトリエ〜

「それで?メサイア以外は一度会ったか、初対面の私達まで呼んだ”本当の理由”は何かしら?」
「ほ、”本当の理由”って……」
「ロゼさんが言ったように、リィンと常にいる貴女達が知っているリィン達の近況以外に聞く事はないと思うのだが……」
アトリエ内の会議をする部屋にそれぞれが着席するとベルフェゴールが意味ありげな笑みを浮かべてアリサ達に問いかけ、ベルフェゴールの問いかけにアリサ達が驚いている中エリオットとガイウスは戸惑っていた。
「……なるほどね。ふざけた言動やそんな破廉恥な格好をしているとはいえ、”闇夜の眷属最強の種族”とやらだけあって、ロゼさんがリィンに頼んだ時から”気づいていたようね。”」
「まあ、言動や見た目に惑わされるなって事よ。――――――身近な例で言うとロゼね。」
「セ、セリーヌ。」
「そこで何故妾を例に出すのじゃ、セリーヌよ!ヌシも、妾の”真の姿”はヴィータにも負けない”ないすばでー”で威厳ある長である事は知っているじゃろうが!?」
真剣な表情を浮かべたサラの言葉に答えたセリーヌの答えにエマが冷や汗をかいてローゼリアを気にしている中、ローゼリアは反論し、それを聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力した。

「”そういう所”が侮られる原因になっているって事よ……」
「ア、アハハ……え、えっと……ロゼさんはメサイアさん達からの話でリィン君達の近況を聞く事と、紅き翼(わたし達)の目的である”第三の道”で今回の戦争を終わらせる為にも知る必要がある事実――――――リィン君達が知った”黄昏”の件以外にも隠されていると思われるメンフィル・クロスベル連合の”真実”を知る為ですよね?」
セリーヌが呆れた表情でローゼリアに指摘している中苦笑していたトワは気を取り直してローゼリアに確認し
「うむ。それに魔女の眷属(ヘクセンブリード)としても伝承上の神々の中でも相当高位の位に位置するオリンポスの神々の一柱やこのゼムリアには存在していなかった天使がリィンをそれぞれ自分達の”契約相手”に選んだ理由等も気になっているのじゃ。」
「確かにそれも私達は気になっていたね。」
「まあ、普通に考えりゃ女神や天使みたいな”作り話”に出てくるような存在が揃って、あの”灰色の騎士”サマのハーレムの一員になるとかイミフだからな。」
「後はメサイアはヴァイスハイト皇帝達の娘だからな。オリヴァルト殿下達も把握していないヴァイスハイト皇帝たちの事について何か知っている可能性はあるだろうな。」
トワの確認にローゼリアは頷き、ローゼリアの言葉にアンゼリカとアッシュはそれぞれ同意し、ユーシスは真剣な表情でメサイアを見つめた。

「アハハ……お父様達に会った皆さんも、もうご存じとは思
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