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山地乳
第一章
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山地乳は山の中に出て来るっていうぜ」
「山の中ってここもじゃねえか」
 喜多八は弥次郎兵衛の話を聞いて言った。
「この箱根も」
「おう、だからな」
「俺達も用心しねえといけねえか」
「喜多さんお伊勢まで行きてえだろ」
「それでこの旅に出たんだぜ」
 喜多八は弥次郎兵衛にこう返した。
「京都に大坂にもな」
「そっちにもだな」
「ああ、だからな」
「それは俺もだよ」
 弥次郎兵衛もこう言った。
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